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March 17, 2013

后妃の子守唄

紀元前22~21世紀の粘土板に刻まれた、シュメルの后妃が我が子のために作った子守唄である。

 私が歌っている間に、坊やがたくましく育ちますように、
 私が歌っている間に、坊やが大きく育ちますように、
 坊やが木の根のように強い基礎を置きますように、
 坊やがシャネルの木のように広く枝を広げますように。
       (中略)
 坊やの妻は坊やの温かい抱擁に横たわりますように、
 坊やの息子は坊やの広げた腕の中に横たわりますように、
 坊やの妻が坊やとともに幸福になりますように、
 坊やの息子が坊やとともに幸福になりましように、
 坊やの若い妻が坊やの抱擁に幸福でありますように、
 そして坊やの息子が坊やの膝の上で元気に育ちますように。

      (小林登志子、「5000年前の日常」 新潮新書)

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