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August 15, 2008

いまはもほほえむ

 八月十五日、暑い暑いと言っているうちに、朝夕はとんぼが舞う。
「とんぼうとまらせて三つのなきがらがきょうだい」の歌が思い出されて、悲しい。
長崎に原爆が落とされた九日の深夜、外出先から帰った作者は翌十日、路傍のガレキの下の“重傷の妻より子の最後をきく”
「わらうことをおぼえちぶさにいまわもほほえみ」
「母のそばまではうでてわろうてこときれて」
「この世の一夜を母のそばに月がさしてる顔」
「外には二つ、壕の中にも月さしてくるなきがら」

“ついに壕中に死す”中一の長男。
「臨終木の枝を口にうまかとばいさとうきびばい」

“十三日 妻死す(三十六歳)”
「ふところにしてトマト一つはヒロちゃんへこときれる」

“十五日 妻を焼く、終戦の詔下る。”
「なにもかもなくした手に四枚の爆死証明」

        「原爆句抄」    松尾あつゆき


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August 06, 2008

「一本の鉛筆」で書く八月六日の朝

 8月6日は、広島の平和記念日。
美空ひばりの「一本の鉛筆」(作詞:松山善三、作曲:佐藤 勝)は、昭和49年8月9日の第一回広島平和音楽祭で実行委員長の古賀政男さんのプロデュースで書き下ろされたのだという。
その後62年に福岡で倒れ緊急入院。63年4月の東京ドーム公演で不死鳥のように復活し、昭和63年の第15回広島平和音楽祭でも歌っているが、翌年6月には帰らぬ人となった。

  一本の鉛筆

1.あなたに 聞いてもらいたい
  あなたに 読んでもらいたい
  あなたに 歌ってもらいたい
  あなたに 信じてもらいたい
  一本の鉛筆があれば
  私は あなたへの愛を書く
  一本の鉛筆があれば
  戦争はいやだと 私は書く

2.あなたに 愛をおくりたい
  あなたに 夢をおくりたい
  あなたに 春をおくりたい
  あなたに 世界をおくりたい
  一枚のザラ紙があれば
  私は子どもが欲しいと書く
  一枚のザラ紙があれば
  あなたを返してと 私は書く

  一本の鉛筆があれば
  八月六日の朝と書く
  一本の鉛筆があれば
  人間のいのちと 私は書く

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August 04, 2008

幸福度調査

 7月16日「ワールド・バリューズ・サーベイ(世界の価値観調査)」が発表した、約100カ国・地域を対象に実施された「幸福度調査」によると、市民が最も幸せを感じているのはデンマークだったという。
 ワールド・バリューズ・サーベイは、米ミシガン大学を拠点とする米政府が出資する研究組織である。この「幸福度調査」なるもの、同組織が1981年から2007年にかけて、対象国・地域の計約35万人に(1)非常に幸せ(2)まあまあ幸せ(3)さほど幸せでない(4)まったく幸せでない-のいずれに該当するかを質問。回答を総合的に分析した。 日本は43位で、最下位はムガベ独裁政権が続くジンバブエ。 2位以下はプエルトリコ(米自治領)、コロンビア、アイスランド、北アイルランド(英国)だった。そのほかは、米国16位、英国21位、ブラジル30位、フランス37位、中国54位、韓国62位、インド69位、エジプト74位、ロシア89位、イラク92位などだった。
 「なんか日本らしい順位ですね。中の上...。 ただ、バブルの頃のような、経済力にものを言わせた勘違い日本人よりはいいような気がします。
これからの日本人に必要なのは、本当の意味での自信のもととなるものを見つけ出すことなのかもしれません」という感想は、アリア「おとなの世代」の松本すみ子さん。

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