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June 30, 2008

「うひ山ぶみ」(初山踏み)

いかならむ うひ山ぶみの あさごろも
 浅きすそ野の しるべばかりも

 江戸時代の国学者本居宣長が69歳で記した学問の心得『うひ山ぶみ(初山踏み)』の中にある和歌である。
「うひ山ぶみ」(初山踏み)とは、修行のために初めて山にはいること。何か新しいことに挑戦する時の、凛と緊張し、全身が引き締まるようなすがすがしい気分。
 初めて山に分け入る朝のように、全く未知のことに挑戦する新鮮な感覚を何歳になっても忘れないでいたい。

 脳は一生学び続けることができる。生涯に何回か「これはとてもダメだ」という無力な状態から学び始めることをしなければもったいない。大脳皮質の前頭葉の中にある新奇性を検出する回路や、自らが置かれた文脈を感知し、それに合わせた活動を生みだす前頭眼窩皮質の性質からして、唖然とするほど新しいことに挑戦することが脳に良いことはわかっている。(茂木 健一郎、『それでも脳はたくらむ』中公新書ラクレ)
 理論でわかっているのだから、あとは実行するのみである。
「うひ山ぶみ」は、一生のうちに何回もできる。だから人生は素晴らしいと茂木さんは言う。

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