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September 30, 2005

満月の明るさ

 ヨーロッパの人達にとって、満月はあまりにクリアなので怖いという、いわゆる狼男の出てくる世界である。
日本の満月は、西洋、いわゆるヨーロッパの満月と違って、どこか柔らかい。
空気が湿気を帯びているせいで、霞やもやがかかるのである。
 証明デザイナーの石井幹子さんによると、この満月の夜の明るさは0.1ルクス。文字がかろうじて読める明るさが10ルクスぐらいで、一般の住宅の照明は、100から200ルクスだという。
満月の0.1ルクスから20ルクスぐらいまでの間は、人の目は非常に敏感で、ものの陰影の濃淡がものすごくよくわかるものらしい。
この明るさが満月の美しさをいやが上にも、高めているのであろう。

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September 29, 2005

「サオラ−」って名前を知っていますか

 「サオラ−」って、先ほど日本に接近した台風17号の名前である。
東南アジアに接近する台風に、アジアに因んだ名前を付ける制度が始まって今年で6年。日本を含むアジア14の国・地域の気象機関でつくる「台風委員会」が用意した「アジア名」(140個)を順に付け、この「サオラ−」で一巡、二順目に入っても各国で定着する気配はないらしい。台風の呼称は、動植物、自然現象などからリストアップされ、日本は星座の名前を提案。それまで国によってバラバラだった台風の名前を、アジアの人々になじみのある名前を付けて統一し、各国の台風に対する防災意識を高めることが狙いだった。
 気象庁によると、過去の台風データとの継続性などを考慮し、国内では号数の呼び方が基本で、正式名称としてのアジア名の使用は英米メディアのニュースなどに限られているようだ。
 リタやカトリーナは、6才のりさだって知っているけれど。

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September 28, 2005

パリ万国博の日本代表

 愛知万国博は、一昨日の25日、6ヶ月の会期中2200万人の入場者を得て閉幕した。
世界で最初の万国博覧会は、1851年にロンドンで開催されたが、日本が正式に初参加したのは、慶応3年(1876年)のパリ万国博である。
マロニエの芽吹きが美しい4月1日、セーヌ河畔の会場での開会式に幕府代表の姿はなく、日本代表としてそこには薩摩琉球国大使の肩書きで薩摩藩使節団がいた。
十五代将軍徳川慶喜の使節団がパリに到着したのはその10日後。
薩摩藩は独立したパピリオンを建てて出品しているだけでなく、フランス皇帝はじめ各国の高官と万博関係者に「薩摩琉球国勲章」を贈呈。パリの新聞各紙は、日本には「薩摩琉球国」と「幕府」の二つの政府があって、日本の代表は前者のごとく書き立てていたいう(9/27,日経夕刊「あすへの話題」佐江衆一)。
二年前、留学生を引率して渡欧した薩摩藩士五大友厚がベルギー貴族モンブラン伯爵とパリ万博について打ち合わせ、策士モンブランが幕府に対抗する策を練り実行に移し、パブリシティも打っていたのだ。
幕府は抗議するが、薩摩藩代理人のモンブランは「薩摩は独立国だから将軍の支配は受け付けない」と突っぱね、日章旗の下で両者が展示を続けた。
 明治維新の前年、全世界から1000万人の入場者があった花のパリの檜舞台で、幕府と薩摩藩は火花を散らし、軍配は振興勢力にあがった。今日、このような地方自治体があるだろうかと佐江氏は言うが。


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September 27, 2005

障害者こそ技術開発の恩恵を(デジタル教科書の威力)

 耳の不自由な子どもたちが教科書で学ぶのは容易ではない。下を向いて教科書を読んでいると、手話や身振りで説明する先生の様子がわからないし、顔を上げて先生を見ていると、教科書の内容が目で追えない。
 教科書と説明を同時に見せようと、先生たちは教科書の文章をパソコンに打ちこみ、大型表示装置に映し出すなど工夫を重ねてきた。
 今年の4月、ある教科書会社から初めて小学校国語教科書のデジタル判が出版された。早速導入した東京都立葛飾ろう学校によると、それは期待どおりの威力だったという。CDのソフトをパソコンで操作すると、クリック一つで文字や図版だけを拡大できる。画面に線を引く事も簡単だ。
子どもたちは顔を上げたまま授業を受けられるようになった。
 同校では、携帯電話のメールを学習に使う試みも始めている。メールは聴覚障害者にとって欠かせない交信手段だからだ。
同校の林校長は、「障害者こそ技術開発の恩恵を受けるということを、もっと知ってもらいたい」と語っている。
(9/26,朝日)

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September 26, 2005

30日で立ち直る失恋おりがみ

 折り紙の本『30日で立ち直る失恋おりがみ』(秋元 康、講談社)を買った。
傍らで、パートナーが首をかしげている。
今、欧米でもブームを呼んでいる魔法の指先アート“ORIGAMI”から造形美を極めた新作の数々がセレクトされている。
“失恋した時・・・・、そんな時はおりがみを折りなさい。その人のことを想いながら折りなさい。悲しみを包むように折りなさい。そして、30個のおりがみがそこに並ぶ頃、きっと君は元気になれる。” というプロローグで始まる切なくも優しいメッセージと写真付。
指輪、ハイヒール、アロハシャツにカエル、サル、熱愛ダックスフンド、ステゴザウルス、クジャク、ウミガメ、ネス湖のネッシーまでいる。チューリップ、アヤメ、キクと、今までにない“おとなのおりがみ”が30種。
1日目、「失恋できるほどの人と出会ったことに感謝」して、12日「思い出が悲しいのではない。思い出を美化するから悲しいのだ」、13日目「彼は世界でたった一人の人だろう。でも、地球には64個の“たった一人の人”がいる」と気づく頃、心は少し軽くなっているだろうか。
そして、30日目、「失恋すると、早く、目がさめるのは夢ではなく現実をちゃんと見ようとしているから」と、決して朝の早いのは加齢のせいばかりではないことに喜んでしまうのである??!!

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September 25, 2005

いい孫になりそう

 三菱重工では、家庭向け人型ロボット「ワカマル」を公開した。身長約1メートル。家内を動きながら、家族10人までの顔を認識して簡単な会話を交わす。無線ランでインターネットに常時接続し、天気やニュースなどの情報を取りこんだ上で会話に生かす。電子メールの仲介や留守中の室内の監視などもこなせる。
価格は157万5千円と自動車並みだが、予約販売初日にすでに数件の申し込みがあったという。
発売初日に一番乗りした男性(66才)は、「いい孫になりそう」と思い、購入を予約した。「しばらく試してみないと高いか安いかは判断できない」とも。
 10月16日は、「孫の日」。
りさ6才、せいぜいおもちゃをねだられるくらいの安あがりな我が家の孫である。

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September 24, 2005

掃除が楽しくなる

 ふつう洗剤は、食器用、お風呂用、床用などと用途が決まっているが、『とれる№1』という1本で何にでも使える洗剤がある。
せっけんや合成洗剤のように界面活性剤によって汚れを落とすのではなく、有機微生物が汚れを分解することによって汚れを落とすバイオ洗剤である。成分は、納豆菌やイースト菌の仲間の有益微生物数種類が含まれた米ぬかやふすまが3%、菜種・大豆・ごまなどの植物性油脂が2%、ほかは天然水だけから作られている。
 へドロで汚れた今日との有名な池の水をきれいにするために開発され、実際に試行してみると半年でへドロが半減したという。また、水槽での浄化実験では、魚介類や藻などの生態系も安定してきた。
「環境にやさしい」というと、ともすれば洗浄力は二の次と思われがちだが、『とれる№1』は、特に油汚れに強い。
 この洗剤を販売するサイト;地球洗い隊のポリシーは「 環境にいいから汚れ落ちはガマンというのではなく、汚れも落ちる上に環境にいい」である(同サイト運営責任者小山田さん)。
「掃除が楽しくなった」という声も多く寄せられているそうだ。

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September 23, 2005

読書の秋を脳で楽しむ

テレビやインターネット等のメディアの発達で、人間の脳の使い方が変わってしまうのではと心配のむきがある。
しかし、脳科学者の茂木健一郎さんによると心配ないらしい。「そもそも、言葉が登場したことで、人間の脳の使い方は劇的に変わってしまったから」と。
言葉というメディアが登場することで、人間の脳は新しい活動モードを獲得した。言葉、それは、口を動かし続ける人間同志が、“空気の振動に聞き入ることである”。茂木さんは、“「言葉」という概念を解さないものにとってはとても正気の沙汰には思われないだろうが、そのようにしてお互いの脳の中にある情報を交換し、文明を発達させてきたのである”という。
 茂木さんによると、読書も同じことである。
紙の上に並んだシミのようなものを夢中で見つめているのは、言葉を解さないものにとって、わけのわからない行動であろうが、このような活動モードの獲得によって、人類が得たものは大きい。
 言葉や文字を獲得したことが、人間の脳にとっていかに偉大なことであったか、そのことを感謝と共に振り返りながら、読書の秋を楽しみたいと脳科学者は書いている(9・22、日経夕刊「あすへの話題」)。

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September 22, 2005

輪ゴムの動物園

 先日、箱根の美術館で、かわいい輪ゴムを買った。
一筆書きの線のような、黄色の象、ピンクの線は頭の大きなカバである。
緑の犬も愛らしい。手に取ると伸びる。
弁当の箱、くるりと丸めた書類、数冊の本。簡単に留めるための輪ゴムだが、用が済むと捨てられる。大量に生産され大量に消費される宿命の製品であるが、“デザインの力で輪ゴムを捨てさせない”という発想が嬉しい。
かわいい動物だからこそ色とりどりに。子どもが口に入れても大丈夫なように素材にはシリコーンが使われている。2002年に東京で商品化された。
 ニューヨーク近代美術館のショップで販売されて以来、評判は逆上陸するとともに、アジア、欧州にも広がっているという。昨年は、犬や猫などのペットシリーズも加わり、今や世界15ヶ国以上に700万匹が生息する。
使用説明書には、「長い間仕事すると疲れるので休ませてあげてね」と書かれている。デザイナーの羽根田さんと大橋さんは、「これで環境問題が解決するわけではない。でももったいないという考えが無意識のうちに浸透すればうれしい」と語っている (9/21,日経夕刊「NIPPONのカタチ」より)

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September 21, 2005

明月に浮かれて踊る狸と和尚さん

 水越松南の『証誠寺秋月』は、“しょ しょ しょじょじ”で始まる中山晋平作曲、野口雨情作詞の童謡「証誠寺のたぬきばやし」を描いたもの。
画面には、松南自身の“みんな出てこいこいこい”の書きこみがある。
輪になった親子だぬきが楽しそうに歌い踊る。後ろ姿の仔だぬき、顔を突き上げたもう一匹の仔だぬきも愛らしい。
 「描くときはそのものになったつもりで描けば出来る」と言いきる松南。狸の親になりきり、子になりきりながら、松南は楽しい想像の世界を作りあげた。
 姫路市立美術館学芸員の平瀬さんは、「すべてのものはみな同等の存在で、自然と人間が調和することが大切とする松南の考えがよくあらわれている」と語っている。
  *水越松南(1888~1985);神戸出身
  *没後20年水越松南展;10月23日まで、姫路市立美術館で開催中



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September 20, 2005

還暦ロック

 ロック音楽の天才ギタリスト、エリック・クラプトンは、1945年英国生まれである。
当時16才の母を置いて、カナダ兵の父は終戦と共に去っていった。
「あの子がブルースを弾いていると、私は座りながら泣いたものです」と、育ての親だった祖母は後で語っている。酒や麻薬に溺れては再記した人生は、焼跡から平和を築こうと試行錯誤を重ねたわが国の戦後史に重なる。
 クラプトンが、4年ぶりに新譜を出した。
むせび泣くような70年代の音色はもう聞こえず、穏やかで心地よい新境地が広がる。
 60才になったクラプトンと競うように、ローリング・ストーンズやクィーンも活動を始めた。
顔には皺が目立ち、体のキレもちょっと悪いが、臆せず伸びやかに叫ぶ「還暦ロック」はカッコいい。(9/18、日経春秋より)



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September 19, 2005

千里を隔てて明月を共にす

 昨夜は、第23回姫路城観月会を楽しんだ。
ライトアップされたお城と並ぶ月を見ていると、何か懐かしい思いに胸が締め付けられるようである。
 美人遭きて音塵闕け
 千里を隔てて明月を共にす
     (5世紀六朝の詩人謝荘「月の賦」より)
中秋の明月の夜生まれたLISAもイスタンブールで月を見ているだろうか。
 暗闇に浮かび上がるお城もまた、その歴史が哀しい。
敗戦の直前のある夏の夜、この街もB29編隊の爆撃を受けた。
城の南も東も西も北も、その足元まで火が注ぎ、街は大半が焼けてしまった。しかし、この城の一廓だけが少しも焼けずに残ったのだと言う。
 「空が一面に赤々と燃え上がっていたとき、疾風と轟音とがうずまく真中に、城はその白い甍と壁とを火の色に染めながら、昼間に見るよりもあざやかに、空にきらめきながら立っていたのだが、それは妖しい生命をもち、妖しい美を持つ一つの怪鳥、生霊ともいうべき姿だった。」(阿部知二著「城」より)

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September 18, 2005

まんどろだ

 18日は中秋の名月。
お天気を気にしながら、姫路城「観月の宴」を楽しみにしている。
「まんどろだ」とは、異常に明るい月の様子を表す津軽弁。以下高木恭造の「冬の月」より。

 嬶ごと殴いで 戸外サ出ハれば
 まんどろだお月さまだ

若い夫婦が口げんかになり、勘定が高ぶった夫が、つい妻に手を出してしまった。いたたまれなくなって家を飛び出すと、先ほどまでの吹雪がすっかりやんで、夜空には明るい月が出ている。

 ドしたてあらネ憎ぎなるのだベナ
 憎がるのア愛すがるより本気になるもンだネ
 そして今まだ愛いど思ふのア ドしたことだバ

詩人高木恭造(1903~1987)は、青森市生まれ。津軽半島の突端に近い寒村の小学校の代用教員をつとめたあと、満州の医大を卒業、戦後弘前市内で眼科医を開業。

 ああ みんな吹雪と同じせェ
 過ぎてしまえば まんどろだお月様だネ

と、「冬の月」の最後は締めくくっている。
 

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September 17, 2005

多くの国民は愚かではなかった

    青葉ひかる「蘇れ美しい日本」より
このたびの衆院選は 「小泉首相」がいいのか、「岡田首相」がいいのか、焦点はそれだけの選挙だったのではなかろうか。
どちらに日本の舵取りを託すのか、その意味でも「これは天下分け目の決戦」であった。
単なるパフォーマンスがいいからという理由だけで政権を選ぶほど、国民は愚かではなかったのは確かである。多くの国民は「小泉首相のほうがましである」「自民党しかしようがない」という選択をしただけではないだろうか。
 景気回復をはじめ、拉致問題など、小泉首相にはいろいろ不満を持つ国民も多い。しかし、外交ひとつをとっても、日本と価値観を共有しているアメリカ重視が基本であれば、「小泉首相のほうが安心だ」「政権が変わって中韓への屈服外交はごめんだ」ということで小泉さんに軍配があがったのだ。
小泉首相は、「ベストではないが、ベターである」という判断のみである。
 ベターな首相としての小泉さんを選んだ国民であるが、願わくばポスト小泉首相は、ベストであることを!

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September 16, 2005

国を思う人々の手紙

 9月12日の朝刊各紙は、自民党圧勝の記事で埋め尽くされた。
たまたま目にした2紙とも、1面コラムは「拝啓、小泉さん」、「冠省、小泉首相」で始まる手紙文であった。
「日本をも一度洗濯いたし申『クライン孝子の日記』には、「米国も警戒しているこの人だけは外相にしないでほしいな」という記述がある。
ドイツからのこの国を思う歯に衣着せぬ発言は、ぬるま湯にどっぷりつかったまま、来し方、行く末に敏感さを失くしつつある平和ボケ魔女は反省しきりである。

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September 15, 2005

子どもの詩が教えてくれる子育てのヒント

  母さんの背中
      大町泰子(高知県青柳中1年)

 普通は 父さんの背中っていうがでね
 でも私はいえんがよ
 父さんはもうおらんきよ
 高い所から私らあをなんもいわず見ゆうが
 話しかけても返事してくれんがよ
 どれっぱあさびしいことやと思う?
 でも、笑えるがよ
 返事せんこと分かっちょっても
 笑いながら話しかけれるがやき
 それはねえ母さんのがんばりゆう背中
 見たきながよ
 私らのために働ゆう
 ごはん作りゆう
 母さんの背中みたきなが
 父さんの背中よりちっちゃくて
 たよりないけどねえ
 大スキなが
 母さんの背中  
      (高知県こども詩集「やまもも」第25集、高知新聞社)

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September 14, 2005

今年の時刻は「極めて不安」な九時五分

 環境危機時計というものがある。
地球環境の危機を時計が零時からどれだけ進んだかで表す。
この調査は、世界各国の環境専門家約3600人にアンケートしてまとめるもので、毎年実施している。
零〜三時なら「ほとんど不安がない」が、それ以降は三時間ごとに「少し不安」、「かなり不安」と悪化していく。九時を過ぎると危機的な状況と言う。
今年の時刻は、九時五分。
昨年より時計の針は三分戻ったものの、この調査を発表した旭硝子財団では、「誤差の範囲で地球環境が改善されたわけではない」と説明している。

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September 13, 2005

賢い信号

 交差点での信号待ちを減らすため、警察庁は交通量を予測して信号を自動的に切り替える新しい信号機を導入する(9/10,日経夕刊)。
車が最もスムーズに流れる青や赤の点灯時間を自ら考えるハイテク信号で、渋滞のイライラ解消に一役かいそうだ。
「プロファイル信号制御方式」と呼ばれるこの信号システムは、道路上に設置した感知器が車の量は速度を計測器が集めた最新のデータを加えて、信号を切り替えるタイミングや点灯時間を自ら判断する。
2002年度から04年度までの愛アダ、名古屋市の幹線道路で実験を行った結果、移動時間が最大20%短縮。
2007年度までには、全国的にこの信号方式を広げる方針という。
 魔女世代には“せまい日本、そんなに急いでどこに行く”という言葉が脳裏をかすめるが、何はともあれ、安全運転でいきましょう。

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September 12, 2005

われらおみなはかみさまがコスモスの花からおつくりなされた

おのこ おみな
    阪田寛夫

 われらおのこは
 かみさまが

 堵土(あかつち)こねて
 おつくりなされた

 われらおみなは
 かみさまが
 コスモスの花から
 おつくりなされた

 しぐれが通ると
 粘土の胸に
 ひえびえ滲みる

 しぐれが通ると
 コスモスの葉は
 冴え冴え青い

 ねんどのお面は
 鼻っかけ

 コスモスコスモス
 虹の花

 しかしみなさん
 山の向こうに山が見え

 雲がちりじり逃げ出す日には
 われらおのこ風となり
 
 影もとどめぬ風と化(な)り

 コスモスの花々みだし
 金色の野をかけぬける
 

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September 11, 2005

敬老の日には『プレゼント・ツリー』

 熱帯雨林は、大量の酸素を供給し、野生動物の生活の場でもある貴重な自然である。
その再生に一役かってもらおうと、大切な人へのプレゼントとして、熱帯雨林の植林オーナーになってもらうサービスを展開しているNPO法人がある。
『プレゼント・ツリー』というもので、インドネシア・カリマンタン島に植えた木2本を大切な人へのプレゼントとする仕組み。
一口5500円で購入すると、メッセージカードとともに、「オーナー証書」(植えられた木の緯度・経度などが記されたもの)、「オフセット(相殺)証書」(十年間に二本の木が消費する二酸化炭素量=約192グラムを示す)などが相手に届けられる。
 プレゼント二本のうち、一本は絶滅危機にあるオランウータンなど野生生物のためにジャングルにはえる「メランティ」など。もう一本は成長が早く高価な「チーク」。十年たって成長すると、材木用に売却。その利益も相手に贈られる。
熱帯雨林再生作戦は森や野生生物の保護だけでなく、人類や地球の未来にもつながる壮大なエコプレゼントと、グローカルネイバーフッド代表の後藤浩成氏は言う。(9/10、日経夕刊「グリーン通信」)
 今年の敬老の日のプレゼントは、『プレゼント・ツリー』で決まり!

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September 10, 2005

台風の気持ち

 大型の台風14号が、各地に爪跡をを残して北海道を抜けていった。
やれやれと思うまもなく、気象庁によると、フィリピンの東海上にあった熱帯低気圧が台風15号になったという。
 台風の動きや気象状況を読み取るのはなかなか難しいが、刻々と変化する台風の情報を、24時間体制で提供するサイトがある。
その名も『台風ステーション』で、従来の平面的な図ではなく、台風の大きさや強さを立体的に表現した進路予想図を採用。ユーザーは気象の専門知識がなくても、色や形で台風の大きさや強さを容易に把握できるとか。
ほかに、台風を擬人化し、“現在の気持ちは?”“どこへ行くの?”というインタビュー形式で状況を伝える「台風の気持ち」などもある。

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September 09, 2005

映画『奥さまは魔女』を観る

 普通の生活や恋に憧れて、人間界に舞い降りてきた魔女イザベル。
魔法は使わないと決心はしているものの、つい魔法に頼ってしまう。“鼻を動かす仕草”をみそめられてドラマ『奥さまは魔女』のサマンサ役として女優デビューすることに。
撮影の進行とともに、相手役のジャックとの愛を深めていくイザベル。やっと掴んだ普通の恋が終わってしまうかもしれないことを恐れて、自分が魔女であることを隠し通していた彼女だが、やはり本当の自分を愛して欲しいと、秘密を隠し通すことに耐え切れなくなった。しかし、ジャックは目の前で魔法を見せられ、魔女である彼女との恋を終わらせてしまう!
 そして・・・・。

 イザベル役のニコール・キッドマンは、「人生って魔法の連続だと思う」と言い、自分に魔法の力があったらこの世から「人間同士の悪意を消したい。人間同士がもっと優しい心を持てるように、寛容を空中に散りばめる」と語っている。

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September 08, 2005

「風が吹けば桶屋が儲かる」?

 ニューオーリンズを壊滅させてしまった史上空前の台風災禍。
世界最大の経済力をほこる、あの文明国=アメリカで、被災地では略奪、強盗、放火が跡を絶たず、人々を不安と恐怖に陥れた。
なんと我が国の震災時と景観が異なることか! 
神戸ではヤクザ集団までが炊き出し、ボランティア活動。略奪は一件も報告されなかった。
その経済的被害は、メキシコ湾の海洋リグ、海底パイプラインが甚大な被害を受け、また北米東海岸へつながる石油パイプラインが壊滅、その復旧工事は容易ならざる事態で、ブッシュ政権は戦略備蓄から6000万バーレルの放出売却を決める。 
 国際政治も新しい展開への修正を余儀なくされた。
石油価格の暴騰はおさまらない展望となり、テロ対策に目を奪われたため、災害復旧支援が遅れ、ブッシュ政権の人気に致命的悪影響をもたらしている。
ミシシッピー川流域は穀物の集積地であり、ニューオーリンズはその輸出物流拠点。これが壊滅すれば商品価格の暴騰は避けられないだろう。
 
ところで中国。
ヘラルド・トリビューン(05年9月6日付け)の解説によれば、中国は輸出増加がつづくという。
中国での人件費高騰の余波で、欧米企業はもはや中国進出より、カンボジア、ベトナムなどに方向舵を変えようとしていた。その矢先、ハリケーンのおかげで、欧米の中国脱出ブームが休憩しつつある。
原因は急激な石油価格および戦略物資、穀物など商品の高騰と諸物価暴騰で、依然として中国での生産が有利になった。
「風が吹けば桶屋が儲かる」?

                 「宮崎正弘の国際ニュース・早読み
                  通巻1225号 より
   

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September 07, 2005

「負の体験」の活かし方

 昨今の靖国問題などについて、「戦前戦中の間違いをいつまで誤り続けろというのか」という議論がある。

 少し前の話ではあるが、歌舞伎役者の中村勘三郎さんの「襲名祝いの後の次男の不祥事に触れて」の談話には考えさせられるものが多かった。
<私も次男も心を込めておわびを致しましたが、でもやっぱり人間ですから後悔が拭えない。恥ずかしさや後ろめたさがつきまといました。
 それ以後私はプライベートな外出には帽子を深くかぶるようになり、顔を上げて歩くことが少なくなりました。本当にたくさんの方々に励ましていただいている頃、井筒監督の作品『パッチギ』を映画館で身を小さくして見てました。韓国と日本の若者の恋と青春の物語。もう、ゆさぶられるんですよ、心が。負けない、逃げない。きれいな情熱があふれてて、私は自分の帽子姿が嫌になってしまった(笑い)。帰りには脱ぎ捨てていましたね。失敗は深くおわびする。これはもちろん何より大事。で、その次は、全力でもっといい仕事をするしかないじゃないか」と。
 こんなふうに、逃げず、目を背けず、真正面から向き合うことで、負の体験をプラスにして自分の中に取り込んでいけるかどうかが、大事なのだと思う。
 国家の、それも多くの人の命が奪われた歴史上の過ちと、個人の、しかも大きな被害を出したわけではない失敗とでは、反省の仕方も、その教訓の生かし方も異なっている。
 前者に関しては、とりわけ次の世代にその負の記憶をどうやって伝えていくかという難しい課題もある。けれども、いずれにせよ肝腎なのは、逃げず、目を背けず、真正面から向き合うことだろう。

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September 06, 2005

「昔話」ゾクゾク…スローライフへの憧れ?

 この秋、「昔話」が人気を集めている。
アニメ「まんが日本昔ばなし」がTBS系で再スタートするほか、CD「昔話ふるさとへの旅」も好評だという。CD「昔話ふるさとへの旅」は全国47都道府県で、地元の語り手から土地の言葉で聞いた話を収録した47枚シリーズ。

 「日本語は朗読向き。浄瑠璃や落語など、“語り”は日本の文化ですね」と國貞五郎プロデューサーは説明する。そして、「昔話は小さな文化だけど、大きな財産です。今では方言が使われず、語り継がれなくもなっている。今なら、ギリギリ間に合うのでは…」とCD化に至る経過を話す。
実際、「語り手さんは、亡くなっている方が多くて、本当になかなか見つからなかった。でも、語り手同士の交流から情報を得て何とか見つけ出した」という苦労も。
 國貞さんは、「早口、カタカナが多い今、そのゆり戻しでスローライフを欲しているのでしょう」と分析しながら、「親がラクしたいから、と子供にゲームを与えてますよね。子供は親の話を聞きたがっているもんですよ」とも。

  (夕刊フジ) - 9月5日17時3分更新より

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September 05, 2005

百日目の花束

 韓国通の友人の話。
韓国の人は記念日好きで、記念日には花を贈ることが多いという。
なかでも、恋人として付き合いはじめて百日目の記念日には、男性は女性に花を贈らなければならない。
屋台の花屋さんには数え切れないほどのバラが積まれ、横にはボードが吊るされている。
いわく、
 1本(赤いバラ):あなたが一番きれいです
 4本(ピンクのバラ):私から逃げることは出来ない
 52本(ピンクのバラ):今日は永遠に忘れられない日
 119本:燃える気持ちで愛を告白します
 1004本:あなたは永遠に私の天使です

燃える気持ちが119本というのは、消防署の電話番号にひっかけているらしい。
告白して水をかけられるのも覚悟のうえということか?!

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September 04, 2005

母の手紙

岡本かの子の手紙

 好い手紙をもらった。
 まるっきりこの手紙をもらふ為に
 お前を育てたと思はれるほど好い手紙だ。
 これは子が母へ対しての、
 そして人間が人間へ対しての
 最も好い好意と同情と
 愛情のこもった手紙です。
    (中略)
  さらばお前の新鮮な自由な
 生活のなかで幸せにおくらしなさい。

 九月九日
 太郎さん            かの子

9月4日、今日は息子の41歳の誕生日である。
泣かせる手紙を貰ったことはないけれども、魔女の母を持っていることは、まんざらでもなさそうだ。
まぁ、これだけで“育てた甲斐があろうというもの!?” 

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September 03, 2005

アメリカ大統領にあてた一通の手紙

 日米双方の死闘の末に、硫黄島が米軍の手に落ちてから40年後の昭和60年2月19日、硫黄島で戦った日米両国の
将兵やその遺族たち(米側退役軍人・遺族270人、日本側約100人)が、硫黄島で一堂に会する“名誉の再会”が行われた。
この手紙は、その式典に参加していたマイケル・ジャコビー少年(16歳)がレーガン大統領に宛てて書いた手紙である。
(桐原書店の英語教科書に掲載)

〈大統領閣下
 私の生涯に深い刻印を残した個人的体験を、大統領にも知っていただきたくペンを取りました。
 私の祖父は、硫黄島の戦の悲惨さと恐怖をよく語り、私も海兵隊員だった祖父の写真を見、書物も読みました。それが1985年2月、にわかに現実のことと化しました。祖父がその戦場に私を連れて行ってくれたのです。
僧侶が焼香を済ませると牧師が説教をし、軍楽隊が両国国歌を吹奏しました。米国側の一将軍が大統領がこの式典のために寄せられたメッセージの代読をしました。
 あの時、あの場で次に何が起こったかを大統領ご自身に見ていただきたかったと思います。日本軍兵士の未亡人や娘さんとアメリカ軍兵士の妻や子どもたちが、互いに近寄ったかと思うと抱きしめあい、身につけていたスカーフや宝石などに思いのたけを託して交換し始めました。男たちも近づいて、最初はためらいがちに握手をしましたが、やがて抱き合うや声を上げて泣き出しました。なかにはかつての敵に、この戦場で拾った思い出の品を返す人もいました。…
 40年前、この場所は砲丸や銃弾が飛び交い、死と憎しみとに満ち満ちていた。それがわずか40年間で、どうしてこのように変わりえたのか。昨日の敵が今日の友となりうること、祖父や祖父と手を握りしめている旧日本軍兵士によって、全世界の人々に示してもらいたい、とさえ思いました。…
 私はもちろん、祖国を愛し、一旦緩急あれば銃を取って戦うつもりです。だがしかし自分の孫が将来その人を抱きしめると知っていたら、その人を敵として殺すことを躊躇するでしょう。
  (中略)
島で私は最年少でしたから、他の誰よりもこのことを長く記憶に留めることができる。そんな身として、その日の感激を決して忘れまいと決心したのです。
 その日、硫黄島で習ったことをできるだけ多くの人と分かち合うのが私の義務だと感じています。ですから大統領閣下、誰よりもまずあなたからと思い、ペンを取りました〉


メールマガジン「 甦れ美しい日本 第027号 」 
      桜井裕子コーナー より

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September 02, 2005

もはや限界のネット選挙規制とデジタル国会の始動

11日投票の衆院選を前に、公職選挙法が禁じているインターネットを使った選挙運動を巡るトラブルが目立っている。
このネット時代に、候補者や政党のHP作成・更新もブログの新設・更新も出来ない。
一方、韓国では1日、国会本会議場のすべての議員席にコンピューターの端末を設置した「デジタル国会」が始まった。
各議員に配布していた資料の閲覧や議決の投票などにコンピューターを利用、必要のないときは机の中に収納できるという。こうしたシステムの導入は世界でも極めて異例。
激しい与野党攻防の舞台となる韓国議会で、スムーズな議事運営につなげる狙いだという。

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September 01, 2005

恋路十六夜(こいじいざよい)

 いよいよ9月。
昭和56年に、新潟県の十日町織物工業協同組合が日本の伝統色をもとに選定した誕生色は、『恋路十六夜(こいじいざよい)』。
十六夜の夜空の深い紺色だという。
「美人の日本語」で山下景子さんは、“初々しい恋の色”、“いざよいながら進んでいく恋の道。相手がどう考えているのかを、一生懸命おしはかろうとして、なかなか前へ進めない恋人たち”と書いている。
十六夜は、十五夜にくらべて、約40分も遅れる月の出、ためらう(いざよう)ように出てくる月をなんと優雅に表現したことでしょう。
 冴え渡った空は、くっきりと月を浮かび上がらせて・・・。

“pantone”という色見本のカードなどを製作している会社がスポンサーの、MICHELEさんという女性のHP「COLORSTROLOGY」がある。月の部分をクリックすると、その月の色名とイメージワードが下の方に書かれていて、さらに上の方のカレンダーから日付を選択すると、日別の色も出てきて楽しい。


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