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July 31, 2005

磁場の変化でおばけ探知

 あなたは、おばけの存在を信じますか?
おばけ、恐いですか(えっ、魔女の方がコワイ?)。
おばけ探知機『ゴーストレーダー』なるもの、ご存知ですか。
仕組みは、本体のセンサーが「磁界の変化」を、また本体に乗せた自分の指から「身体的な変化」を検出する。これらが、おばけを探知すると光と音で知らせるというもの。光のパターンによって、そのおばけが動くものなのか、はたまた人の身体に影響を与えるものかまで表示される。
また、「時間的要素も判断基準に組み込んでいる」ので、まず時間合わせのために「午前零時にスイッチを入れよ」との指示も・・・・・。
 なんだか少しゾクゾクしてきませんこと?
発売元のサイトでは、体験記も読める。

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July 30, 2005

野口さん、トトロ主題歌「さんぽ」でお目覚め

 【ジョンソン宇宙センター(米テキサス州)=滝田恭子】船外活動の日を迎えた野口聡一さんは、日本時間30日午後0時43分に起床した。目覚まし曲として地上の管制室から送信されたのは、ヒューストンの日本人学校の子供たちが歌った「さんぽ」(映画「となりのトトロ」のオープニング主題歌)。

 野口さんの娘も参加しており、女性管制官から「良く聞けば、お嬢さんの声が分かるでしょう」と言われた野口さんは、「レッツ・ゴー・スペース・ウオーク」と答えた。

 目覚ましとして、乗組員にちなんだ曲を日替わりで流すのが米航空宇宙局(NASA)の伝統。日本人飛行士では過去、若田光一さん(41)に「栄冠は君に輝く」、土井隆雄さん(50)に「ウルトラマン」が流れた。
(読売新聞) - 7月30日13時25分更新

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紙芝居を通して、平和や命の大切さを語り継ぐ

 長崎原爆で家族を失った被爆者をモデルにした紙芝居『二度と』が発刊された(童心刊、1680円)。
長崎県立長崎シーボルト大学の小林美智子教授(65)=公衆衛生学=が中心になって作ったもの。
モデルとなったのは、長崎市の奥村アヤ子さん(68)。
1945年8月9日、小学3年だった奥村さんは、爆心地から約500メートルの友人宅のそばで被爆した。
家族9人のうち両親と兄らは死亡。弟も2ヵ月後に亡くなり、奥村さんは一人きりになった。

「紙芝居には聞く人に希望を与える力がある」と、3年前に紙芝居研究会を発足させた小林教授は、奥村さんの被爆体験を聞き、平和を訴える紙芝居を作ろうと知人の壁画家、松井エイコさんに脚本と絵を依頼。
 
 12場面で構成される物語りは、平和を象徴する「希望の鳥」が世界に飛び立つ場面で終わる。
 小林教授は「日本の文化とも言える紙芝居を通して、平和や命の大切さを世に語り伝えていきたい」と話している。
 

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July 29, 2005

宇宙からメール「これからも挑戦続けます」

「私は今、スペースシャトルから美しい地球を眺めています」――。スペースシャトル「ディスカバリー」に搭乗している野口聡一さん(40)の電子メールが初めて地上に届いた。
 「応援メッセージを寄せてくださった皆様へ」と題したメールは、日本時間29日午前0時41分に宇宙航空研究開発機構(JAXA)が受信し、メールマガジンで配信した。

 野口さんは、飛行再開までの道のりを「それぞれが与えられた場所で任された任務を着実に遂行することの積み重ねが、飛行再開の歩みそのものでした」と振り返り、「次の世代に夢ときぼうをつないでいくために、これからも挑戦し続けます」と決意を表明している。
(読売新聞) - 7月29日13時43分更新

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孫との教養主義的ふれあい

 『おじいちゃんの塾』(尾崎護著;文芸春秋)の書評である(中西進、「本の話」8月号)。
同書は、二人の孫に漢文や古典、昔のことばやことわざを教えたおじいちゃんの体験談とそのときのテキスト。
「旧制高校風の、心も身なりも 無頓着なほど自由で、教養主義の謳歌の中に万巻の書を読破しようとしてやまなかった青春時代を送った」であろう著者の精神の自由さに感服したという中西氏である。
「昔の少年には、こうして己を養うだけの財産が周囲に転がっていたし、その蒐集を開陳しても、様になった」といい、「もう今は、こんな教養を競う風潮は若者の中にない」とも嘆く。
「今の子どもは学力が低下した」という言い方に批判的な中西氏であるが、世代の相違の大きさには心をいため、この各世代の隔たりを学力の高低より“相違”とみたいと言う。今の小学生時代と古希世代は、月とスッポンほどに違うとし、この良世代が補完の関係をもつならばこれほどいいことはないとも。
そして、社会的リーダーの役を終えた人が、今度は補完世代として教育上の役割を果たすことは、むしろ不可欠であるとする。
 この『おじいちゃんの塾』で、老人が教育を補うべきであると言う通りであろう。
確かに江戸時代の論語の素読教育は今から考えてもすばらしいが、反面、文献主義の欠点があった(中西氏)。文献が読めないことが学力のなさだというのは決めつけである。だからこそ、世代間の補完力は大きいし、本書からもそれが伝わってきて楽しい。
 魔女がこの本を手にしたのは、孫との教養主義的ふれあいのためばかりではない。
ここだけの話、「己を養う教養と言う財産」を密かに身に付けるためである。

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July 28, 2005

木を植え続けた戦車隊長

 靖国神社の参道で、イチョウなどの苗木を売っている。
これを始めたのは、機動歩兵第三連隊長の吉松という大佐だという。
この連隊は勇猛で、中国北部の大激戦を連戦連勝。しかし吉松さんは、あるときこんな荒野で戦争ばかりしていてもしょうがない、苗木を日本から取り寄せて木を植えようと思い立った。(半藤一利談、「文芸春秋特別版;昭和を憶い、日本を想う」より)
大本営から送られてきた苗木を戦車の後ろに積んで、どんどん戦って、戦い終わると木を植えた。
 また望まれて機動隊歩兵第三連隊は、中国大陸で植木屋もやった。
ひととおり植樹をして復員した昭和21年、吉村さんは呆然と日本の焼け野原を見ているうちに「日本の遺族の人たちに靖国神社の木をあげよう」と、思いついた。
靖国神社に交渉して、昭和31年くらいから境内の隅のほうの土地の瓦礫を取り除き、耕して、神社の庭に落ちた銀杏を朝早く拾っては植えていった。
芽が出たら大事に育てて、遺族に無料で配ったという。
 今は、500円で売られている。

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July 27, 2005

置いてゆく良心が心配で?!

インターネットやメール通信盛りの昨今、言葉の変換ミスで、行き違いの泣き笑いが増えた。
日本漢字能力検定協会では、こうした誤変換の全国テストを行っている。(7/25、神奈川新聞)
漢字の正しい使用を促す目的で、一昨年から毎月、実例をエピソードとともに募集。
にわかには信じがたいような誤用が並ぶ。
車で移動中に「寄生虫で重体だ」(規制中で渋滞)。
デートの調整「イブは相手います」(空いています)。
もちろんカッコ内が正しい。
逆に、真意や実感が含まれているような秀作も。
「置いてゆく良心が心配で」(老いてゆく両親)、「今日はミニ着てくれてありがとう」(見に来てくれて)と。
日常的に手書きの機会が減って、漢字を忘れたり、書けなくなったりしているのだろうか。
そのうちに、変換ミスさえ気づかなくなったらどうしよう!!!

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July 26, 2005

夏の風物詩・わらび餅

 わらび餅が、最近のマイブームである。
スローフードの名のもとに、カロリー制限中の堂々の逃げ道ではある。
しかし、わらび餅は夏菓子の代表であり、夏の風物詩。
「後醍醐天皇がとくに好まれた」という言い伝えがある一方で、「凶作に見舞われた農家の救荒食物だった」という一面もある。
 このわらび餅が和菓子として嗜好されはじめた時期としては、鈴木晋一著『東海道たべもの五十三次』のなかで、連歌師宗牧が、天文13年(1544年)に旅の途中、茶店で名物のわらび餅を出されて食べたと言う話が引用されているという(「なぎさ」7月号)。

 なお、魔女のイチ押しは、鎌倉・由比ヶ浜「こ寿々」のわらびもち。

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July 25, 2005

包み方で中身もわかり気持ちも伝わる

 『折形レッスン』(山根一城、文化出版局)を購入。
古来から伝わる日本の礼法うち、ものを包む方法である「折形」を現代風にわかりやすく紹介したものである。
折形礼法は600年前、武家が基本原則を確立したものだという。
秘伝、口伝、門外不出のものだったが、江戸時代、庶民に広がった。しかし、その乱れ振りを嘆いた礼法の宗家・伊勢貞丈が『貞丈雑記』を記し、資料を残した。
この宗家自らの掟破りが、文化史として残るきっかけとなった。そのエッセンスは、戦前までは学校で教えられていたらしい。
戦後の民主教育で廃れてしまった折形の研究に取り組み、書に残したのが山根さんの父、故・章弘さん。
山根さんは、「折形礼法では包み方ひとつで中身がわかる。相手を思う気持ちを形にする日本人の頭のよさに感心します」と語る。
そして、「折形は日本が世界に誇る礼の心を伝える哲学、行動の美学である」とも。

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July 24, 2005

祖母世代の反省

 家庭の食卓調査を長年続けているアサツーディ・ケイの岩村暢子さんは、昨今の家庭における食生活のゆがみは「現代の主婦だけの問題ではない」との指摘する(7/22、日経)。
岩村さんは以前、1960年以降生まれの主婦を対象に、食卓の写真や献立を調査した。すると反響として「一世代前までは昔ながらの食事を作っていたのに」という声が多く寄せられた。
今回、『祖母世代』にあたる50〜70代女性にインタビューしたところ、「食卓の激変は今に始まったわけではないこと」がわかったという。
冷凍食品などをよく取り入れたのも実は祖母時代。高度成長で生活習慣の激変を経験した世代というわけである。
 食の変容は想像以上に深く、広く根を張っているようだ。
ここはやはり、反省の上にたったおばあさんの出番であろう。

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July 23, 2005

町中に“おてもやん”

 ミャンマーでは、暑くなると町中に“おてもやん”が繰り出すと言う(7/23、日経夕刊)。
ミャンマーの女性には、木の粉を使った黄色いクリームを額や頬に塗る暑さ対策が昔からある。「ひんやりとしてなんとも言えない気持ち良さ」がウリで、日焼け止め効果ばかりでなく美容にもよいらしい。
ミャンマーにとどまらず、隣国タイの国境沿いでもヒット商品になっているとか。
頬に円形に塗る女性が多いことから、みんないわゆる“おてもやん”みたいな顔になってしまう。
道行く女性が皆同じなら気にもならず、皆で渡ればこわくだってない!

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July 22, 2005

納涼の夜、光ってみませんか

 夏の夜に光るのは、ホタルだけではないようだ。
今年は「コシノジュンコ」ブランドから、光る浴衣が登場した。
自然光を蓄えて暗闇に放出する性質を持つ蓄光染料を絵柄部分に使用、日中明るいところでは、黒地に乱菊柄の普通の浴衣が、ひとたび暗くなると雰囲気が一転。
絵柄がボウッと光って浮き上がり、ぐっとアダルトな雰囲気になる?!
 浴衣だけではない。
団扇や扇子などひときわ輝く女を演出する納涼グッズが目白押し。
宵闇の中、はかなげな光りを放つ姿はさながらホタルのよう。
ここはひとつ、魔女も光ってみましょうか。

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July 21, 2005

自分自身の人生における「さいしょのペンギン」

 皇帝ペンギンのつがいが出会い、子を授かり、エサを求めて歩き続け、長い冬を越すまでの物語、映画『皇帝ペンギン』は、そのかわいらしい姿かたからは想像もつかないような、彼らの過酷な宿命が描かれ、涙なしでは観られない。
皇帝ペンギンに限らず、ペンギンたちの生活の背景には自然界の厳しい掟がある。
氷上での生活は、海の中に入らないと魚などの餌をとることができない。しかし、水の中にはペンギンを食べてしまうオットセイなどの恐ろしい天敵も待ちかまえている。海に飛び込むことは、リスクを伴うことである。
誰かが最初に飛び込むことを、それぞれが待っている。誰かが勇気を持って最初の1歩ならぬ「さいしょのペンギン」にならなければならないのだ。
成功が保証されていない中で、フロンティアに挑戦する。
脳科学者の茂木健一郎さんは、そのような「さいしょのペンギン」が人間の社会でも必要とされていると言い(7/21、日経夕刊)、“周囲からニートだと言われて落ち込んでいる若者も、自分自身の人生における「さいしょのペンギン」になるつもりで、社会という海に飛び込んでみたらどうか。そこにはすがすがしい光景が広がっているはすだ”とすすめている。

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July 20, 2005

怒り、祈りの「E=MC×C」

 被爆60年の今夏、広島市立舟入高校演劇部OBの劇団は、同校前身の同市立第一高等女学校が、被爆3年後に建立した原爆慰霊碑建立の経緯を描いた創作劇を初上演する(7/18、毎日新聞)。創作劇の題名は『女生徒(おとめら)の碑(いしぶみ)』。
建立当時は、慰霊碑を作ることさえ禁止されており、校庭に「平和塔」として置かれ、57年、学徒動員で541人が被爆した地点に近い、広島市中区の元安川沿いの現在地に移された。
 故湯川秀樹博士の発案とされるデザインは、被爆した同校女生徒が小箱を抱えている。この小箱に刻まれた文字が、アインシュタインが特殊相対性理論から導き出した公式「E=MC×C」である。
「原爆」の文字が許されなかったことから、核分裂反応の計算に使われて原爆開発に応用されたこの公式に思いを刻んだと言う。
 演劇部顧問として30本以上の原爆劇を製作している元同校校長の伊藤隆弘さんは、「こんな形でしか、原爆への憎しみを表すことが許されなかったことを知って欲しい」と話している。

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July 19, 2005

素朴で美しい「女の一生」

 先ごろ81才の生涯を終えた言語学者の寿岳章子さんは、杉原研究所の名誉館長でもあった。
『杉原紙』は、兵庫県多可郡加美町で漉かれる日本一の和紙である。
 “美しく、しゃんとして、長持ちする”と、和紙の魅力を杉原谷から発信し続けた寿岳さんは、護憲・平和・婦人運動にも積極的にもかかわった。
“女性の力で日本の暴走を食い止めたい”といい続けて、講演は8000回を超えた。(7/18、神戸新聞)
 権威を嫌い、素朴で美しい杉原紙のような「女の一生」であったと言えよう。

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July 18, 2005

なぜ人間は人間をかくのか

 姫路市立美術館で『人間・探検 大人と子どものための展覧会』を観た。
“なぜ人間は人間をかくのか”をテーマに、同美術館所蔵の人物画の中から約80点を「自分・探検」(自画像)、「他人・探検」(肖像画)、「家族・ 探検」(画家の家族の肖像画)、「母子・探検」(母子の肖像画)、「ハダカ・探検」(裸体画)、「人間のおろかさ・探検」(風刺画)、「カタチ・探検」(モノ、カタチとしての人間)と7つに分類し、“人間をかくこと”の意味を探るというもの。
 ピカソの「ヘレナ・ルビンスタインの肖像」連作12枚から、実物(写真)を特定するクイズ、描かれた人物にあだ名を付ける遊びなど、夏休み前の親子連れが楽しんでいた。
 「あじさい娘」(新井完)と「老母像Ⅰ」(白瀧幾之助)の二人の対比がいつまでも心に残っている。

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July 17, 2005

襟をただして欲しい人

 クールビズ効果ともいうべきか、男性のシャツへの関心が高まっているという。
環境省のホームページには、「ノーネクタイのときのシャツは、襟元がしっかりと立つタイプを」というアドバイスまで載っている。
政府主導のファッションの是非はともかく、テレビに映る国会議員の先生方の胸元をはだけた姿はいただけない。
わが国には、『襟をただす』という言葉がある。
「襟をただして欲しい人たち」には、せめてボタンダウンはいかがだろう。
 また、「年寄りだからできる冒険」というものもある。
髪が白くなると、日本人の男性でも結構ピンクや赤のシャツが似合う。
「ヨーロッパの公園が景観として優れているのは、そこにおしゃれをした老人たちがいるからだ」というのは、イベントプロデューサーの北本正孟さん。(7/10、日経)
 

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July 16, 2005

「おてもやんメイク」の回避

 魔女にとって、メイクは決して得意な技ではない。
ここぞと言うときに紅でもさそうものなら、たちまち「おてもやん」フェイスである。 しかし2005年夏、某化粧品メーカーが、パソコン上でメイクアップのシュミレーションを行える無料ソフトの提供を始めた。
口紅やアイシャドウ、マスカラなどのメイクアップアイテム100種以上を自分のデジカメ画像を使って試し、似合う色やメイクを見付けられるというもの。
 これまで、デパートの化粧品売り場などで顔の代わりに手の甲などで色を確認したりしたものだが、あまり何色も試すのは気がひける。
また、これまでにもバーチャルでメイクを体験できるソフトもなかったわけではないが、今回提供のこのシュミレ―タ―は、範囲指定の精度の高さ、自然な色味が特徴である。いわゆる「おてもやん」メイクにならず自然に仕上がるらしい。
 メイクの際の面倒は省いて、楽しさを満喫できるソフトというべきか。とりあえず、一度試してみようかしら?
どこまでも新しもの好きの魔女である!!!

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July 15, 2005

モーツァルト問題

 モーツァルトの音楽は、人間にとってばかりでなく、植物や家畜にも癒し効果をもたらすことで知られる。
天上の美しさを秘めているその曲であるが、作曲した当人は冗談好きの、至って落ち着きのない人間だったようである。
 脳科学者の茂木健一郎さんによると、天才的な人物は、往々にして作品と本人の間にギャップがあるものらしく、“脳が新しいものを生み出す仕組みの秘密が,そのギャップの中にある”と考える茂木さんは、これを「モーツァルト問題」と呼んでいる(7/14、日経夕刊 )。
なぜ、人物と作品の間にギャップが生じるのか。作品とは、脳から排出されるものである。作品として世に出して、すっきりしてしまうと、本人はケロリと方向転換できる。
 自分の能力を生かせる人は、人物と作品の間にギャップを生み出すのであろう。

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July 14, 2005

美しい命のリレー、5000 年後の子供たちのために

 地球温暖化の危機と今後の道を訴える大スペクタルショー「地球タイヘン大講演会」を観た(愛知博・長久手愛知県館)。
江古野守博士ほか全て「生身の俳優」が演ずる公演は、スーパー歌舞伎で知られる横内謙介さんの演出である。
生身の博士が宙を飛び、数千トンの水が流れ落ちる。5300年の眠りから醒めたアイスマンのミイラは、火種の道具を携帯していた。人間は、火を使うことにより文化を産み出した。しかしその火の発明が、地球温暖化という人類史上最大の難問に繋がってしまった。
 溶けた氷河の中に起こされたアイスマンは「周りはすっかり変わってしまっていたけれども、それでも地球は美しかった」と語り、どこかで生きつづけている私の子供や孫やそのまた子供たち、5000年後の子供たちの美しい命のリレーのために力を合わせようと呼びかけた。

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July 13, 2005

晩年の美学

 作家の曽野綾子さんは、「人間は今日一日で完結する自分独自の美学があっていい、あるべきだと思っている」と書いている。(『愚か者から得る教訓』より)
そして「父や母に孝養を尽くすこと、職場で不正を強いられてもそれにできるだけ静かに抵抗すること、困っている人を助けること、そうしたことが実はすべて平和に繋がっているのである。平和運動が、戦争の悪を語り継ぐだけであるはずがない。戦争を回避するというのに、親を放置しておいて、何が平和かという感じだ。」と。
「老年にとって、また死に至る病にある人にとって、半世紀先の平和より、今日の美学を一日ずつ全うして生きるほうが先決問題だ。死を目前にして、自分の生き方が端正なら、それはどこかで平和にも人間愛にも必ず繋がっている。」とも。

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July 12, 2005

つわものどもを救ったアザミ

 日本には100種以上のアザミがあり,そのうち95種以上が日本の特産種とか。
真夏を思わせるトルコ・ヒエラポリス遺跡にも、ひときわ紫の濃いアザミがあちこちに咲いていた。 

 フランスの伝説(「花旅人=いつも心に花物語№290」より)

 カール大帝は戦いの最中に疫病が流行り,大いに困惑しました。
そして神に助けを求めました。
すると空から天使が舞い降りてきて,大使に言いました。
  - 矢が落ちたところの草を与えよ。 -
天使が空に向けて放った矢は,地上に落ちてアザミに刺さりました。カール大帝はアザミを兵士に与えると,兵士たちの疫病は即座に治ったのです。
 それ以後,アザミは「雷草」と呼ばれ,大切にされています。アザミに宿る雷神トールが,アザミを身につけた人間を守っているのです。

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July 11, 2005

サッカーロボ、人に勝つ日

1920年、チェコの作家チャペックが戯曲の中で「ロボット」を使ってから80年以上を経て、今、愛知万博では次世代ロボットが一堂に。
ロボットのサッカー世界大会「ロボカップ」も13日大阪市で始まる。
運営するのは、スイスの非営利組織「ロボカップ国際委員会」。
第9回の今大会は、35ヶ国から過去最多の420チームが参加予定である。
ヒト型ロボットが、2対2の試合形式で対戦するのが目玉だと言う。
 サッカーで人間のチームに勝てるロボットの開発に取り組むことで、産業に応用できる技術が相次いで生まれることが期待されているが、同委員会では、2050年までにサッカーW杯優勝チームに勝てるヒト型ロボットを作るという壮大な目標を掲げている。

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July 10, 2005

果てしない素数の世界

「素数は無限にある」という定理は、2000年前にユークリッドあたりが、背理法によって証明している。
ただ、無限とはいっても2003年12月現在見つけられている最大の素数は、2の209966011乗で、630万桁以上になるというもの。
2を素数乗して1を引くと、しばしば素数になることがあるので、最大素数を探している人は皆、2のp乗-1を計算する。
これがたまたま素数になったとき、これをメルセンヌ素数というらしい。
 そして、コンピューターである。
630万桁のものは、21台のパソコンでやったとのこと。
アメリカ中のマニアを集めて、皆、同時に計算し始める。そして何日もかけて計算した結果、これが最大素数とわかった。
金鉱探しのようにお金になるわけでもなく、暇人が多いといだけのこと?
           (筑摩書房「世にも美しい数学入門」より)

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July 09, 2005

悪魔的な命題「不完全性定理」というもの

 1931年、オーストリア人ゲーデルが、“数学は不完全だ”という「不完全性定理」を発見。
それまでは史上始まって以来、すべての人が“数学上の命題はすべて、正しいか嘘っぱちかどちらかだと信じきっていた”
。1+1は2か2でないか、三角形の内角の和は180度か180度でないか、そして正しいことはいつかは必ず論理的に証明できると。
ところが、ゲーデルは、“正しいとも正しくないとも判定できない命題が存在する”ということを証明してしまった。
 これは、数学界だけでなく哲学界も含めて大騒ぎになった。
それまで人間というものは、論理的にどんどん考えを進めればいつかはわかるという世界観を持っていた。ところが、どんなに人間が知性とか理性を働かせても、絶対に到達できないものがあるというわけである。
 どうします?知性と論理性が売りもののあなた!
   (筑摩書房「世にも美しい数学入門」より)

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July 08, 2005

お化粧は、魔法のパワー?

7日夕方のテレビ番組で、美容福祉士よっこさんの活躍を観た。
よっこさんは私の若い友人で、魔女見習中である。
昨今、高齢者の施設で、認知症治療の現場で、「お化粧」の効用が注目を集めている。よっこさんは、数年前からいち早く勉強を始めた。多忙な中での通学、制度上のバリアなど、彼女の努力と誠実な人柄に周囲の応援もあったことだろう。
番組の中で美容セラピーとして、お化粧は「人からきれいと言われることが重要で、それは一目で変わったとわかるようにしなければならない」とその信念を語り、個々の状況にあわせて、セラピーの時期を見定める温かいまなざしが優しかった。
 これと言った趣味もなく、食欲も途絶えがちな93歳の薬依存症の女性について、曾孫のこども(やしゃご)との対面という家族のイベントに焦点を絞り、お化粧をすすめる。赤ん坊をだきしめて「よう生まれてきた」と頬ずりするおばあちゃんは、びっくりするほどきれいだった。
その後食欲も出てきたし、リハビリにも積極的に取り組む。
もちろんお化粧も続けて、いよよ華やぐ93歳である。

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July 07, 2005

百秒間の夢世界=無重力体験飛行のお誘い

 ウェブサイトには、未知の体験へのお誘いがいろいろあるが、「日本初百秒間無重力簡易実験」はいかがでしょう。 高度1万メートルでの無重力体験である。
実施は、名古屋空港発で7月16,17日。今回の実験費用は初回特別記念価格の30万7千円。
 無重力状態では完璧な結晶が作れるため、新素材や医薬品の開発、未知の生命現象の解明など、これまでも新しい科学の扉が開かれてきた。
この無重力実験はきわめて短時間でも出来ることが多くあり、宇宙まで行かなくても航空機によっても可能であるという。放物線飛行を行うとき機内に実現する微小重力を使うものらしい。
 因みに魔女が時々放物線飛行を行うのは、古いホーキの整備不良、魔女の息切れによるものです。無重力とは関係なく、決して科学の発展に寄与するものでもありません。悪しからず。

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信州・安曇野地方の星の伝説

七夕の日には、七夕様は愛しい人に会うために
夕顔の畑に下りておいでになる。
その日一日は畑に入ってはならぬ。
入ると身がとけてしまうから。
そして、その夜、夕顔棚の下に行くと、
七夕様が天の川を渡りなさる音が聞こえてくる。
           (葉山FMセミナー・7月4日放送)

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July 06, 2005

愛に逢う月

 愛逢月(めであいづき)は、七夕月、七夜月と共に、七夕に因んだ7月の異称である。(山下景子「美人の日本語」)
文月(ふづき)とも言う7月であるが、これも短冊に歌や字を書いた七夕の行事から文披月(ふみひろげづきまたはふみひらきつき)、転じて文月という説がある。
こちらも七夕がらみというわけである。
 また、この月に咲く花の名から蘭月(らんげつ)、女郎花月(おみなえしづき)とも。
さらに、稲穂のふくらみを見る月でもあったので、穂見月 (ほみづき)。そして、旧暦では秋の始まりの月だったことから秋初月(あきはつづき)。
 いろいろあるものである。
やはり、ロマンティックな出逢いを予感させる「愛逢月」が一番かなぁ。

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July 05, 2005

神様が隠している美しい秩序

ドイツの数学者ガウス(1777〜1855)は、小学3年生のころ学校の先生が時間を稼ぐために出した「1から100までの足し算をしなさい」という問題を瞬間的にパッと答えたというエピソードを持つ。
普通の生徒は、1と2を足して3、3と3を足して6とやり始める。しかし天才は“神様は何か「美を隠している」”ということを本能的に知っているから絶対に1から順に足すというようなことはしない。
1から100までを書いて、今度は逆に100から1までを書いて縦に足すということが閃いたというわけで、天才が計算を嫌がったわけではない。
 数学は実験科学みたいなもので、実際にビーカーはふらないけれども、足したり、引いたり掛けたり割ったりと数を弄ぶ。
その計算が4乗になろうと5乗になろうと、神様がそこに何か美しいものを隠しているに違いない、一生懸命考えたら、いつかわ必ず到達できるという確信を持って挑戦し続けているらしい(筑摩書房「世にも美しい数学入門」より)。


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Save the earth
http://pr.mail.yahoo.co.jp/ondanka/

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July 04, 2005

泥(でい)より出でて、泥(でい)に染まらず

 今年もまた夏の賑わいの日々を前に、早朝のはすの花観賞会のお誘いが来た。 
濁った泥の中で育ったにもかかわらず、信じられないほど清らかで美しい花を咲かせる。
泥沼に咲き、決して汚れない所から、古く印度の頃から神聖な花として尊ばれたという。
「美人の日本語」の著者山下景子さんは、“自分の不遇を嘆きたくなったときには思い出してみるといいかもしれません。こんな花もあることを・・・・。”といっている。

        あめつちの息をひとつに  蓮ひらく
                    村田 緑星子

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July 03, 2005

赤ちゃんの「泣き声翻訳機」

赤ちゃんの泣き声からは、悲しみ、怒り、甘え、眠気の4つの感情が80%の確率で判定できると言う研究がある。また、表情からは驚きなど5つの気持ちを85%の確率で読み取れるという。
 長崎大学大学院篠原一之教授は、脳科学の立場から乳児らの気持ちと感情表現の研究を進めており、「泣き声翻訳機」の開発を目指している。(7/2、日経)
開発するのは、泣き声翻訳機のほか、赤ちゃんの顔の表情の画像から感情を読み取るシステムや、それらを活用した母親向け育児支援プログラムなど。
 息子の夜泣きに途方に暮れた若い日が懐かしい。

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July 02, 2005

君には君の歌がある

   君には君の歌がある
   ハトはほろほろ鳩のうた

   田にしは田にし どろの歌
   はとはほろほろ 鳩のうた
   まことのすがた歌ひだせ

 児童文学者浜田廣介の言葉である。
廣介の次女浜田留美さんによると、「父は、人間の第一資格として、自然から感得する力,感性を挙げ、子供の感性を培うことを自分の童話の第一義としている。・・・・自分の最善を尽くして生きてきた人生は変わらないし、変えようもない」と語っていたという。(「かまくら春秋」7月号)
そして、廣介の童話『たぬきのちょうちん』にこの思いが表れていると言う。
 おじいさん狸が,孫の狸に語り聞かせる話である。
「わしは、たった一つの化け方をおじいさんから習った。それはちょうちんに化けることだった。ちょうちんに化け、村の土橋の木の枝にかかって、橋をわたる人たちの足元を照らし、親切にする喜びを覚えたのだ」と。

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July 01, 2005

小さな明日を用意して咲く紫露草

「咲初小藤(さきそめこふじ)」は、新潟県十日町織物工業共同組合が選定した7月の誕生色。
梅雨明けの夏の光に輝く紫露草の淡い紫である。
昔からある露草は、藍色の小さな花を咲かせるが、紫露草は藤色の花で、明治の初め頃はいってきた露草の園芸種が野生化したものだという。
 花の命は、一日。
散るというより、まるで溶けるようにしぼんでしまう。
しかし、か弱く、はかないというわけではなく、一日でしぼんでも、小さな蕾をたくさん用意して次々と咲かせる。
その養分は、次の花を咲かせるために使われるのだそうで、強い生命力を持つ花である。
いつも、明日の蕾を持っている。
未来への夢と希望を、そのたおやかな姿に秘めて、えっ!魔女みたい???

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