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April 30, 2005

800年経ってもヒーロー

旧暦の4月30日は、義経忌。
義経ほど謎に満ちた人物はいない。
わずか31年の短い生涯のうちで、歴史に登場するのは22歳のとき、兄頼朝に対面してからわずか9年。
そのわずかな若者の日々に、800年を経てなお人々は愛惜の念を禁じえないし、彼もまたヒーローであり続ける。

NHK大河ドラマもいよいよ佳境である。
主役の滝沢クンがいい。
その甘いマスクばかりではない、鍛えられた肉体の美しさ。
撮影の現場での真剣さ、役作りへの情熱も並々ならぬものらしい。
ドラマのディレクター氏は「彼はこの世で美しくあることと引き換えに、スターの苛酷な宿命を背負った。その宿命を甘んじて受け入れ、それを生きている。
それはどこか、義経の宿命とオーバーラップしているように思える。」と語っている。

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April 29, 2005

「光のリレー」地球を一周…世界物理年イベント

 アインシュタインが画期的な論文を発表して100年目にあたるのを記念した世界物理年のイベント「光のリレー」が18日から19日にかけて地球を一周し、19日夜には日本を縦断した。
 イベントは、宇宙から光の波に見えるよう、地域から地域へ点灯や消灯を伝えていく企画。
アインシュタインが晩年を過ごした米プリンストンを18日に出発し、米大陸を横断後、日本では19日午後8時から、4776人の参加者が、指定された時刻に自宅の電気を2分間ずつ消灯、波が列島を縦断した。午後9時には、インドネシアやフィリピンに“バトンタッチ”された。(4/19、読売新聞より)
光のリレーは、物理学の成果と意義をより多くの人々に同時に共有してもらおうとオーストラリアの大学教授が提唱したものだという。
1922年、大正デモクラシーに沸く日本を訪れたアインシュタインは、神戸での記者会見で「科学を通して世界が手をつなぐことで国際関係の親善を深めるのがわたしの使命です」と語っている(4/17、日経新聞)。


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April 28, 2005

 日米親善のソメイヨシノとハナミズキ

 1912年(明治45年、7月から大正元年)、東京市長の尾崎行雄は、アメリカ合衆国にソメイヨシノの苗木を贈りました。これは、往年の大統領タフト夫妻が訪日の折に日本の桜をほめたからでした。
しかし、その苗木は市の不注意からアメリカの植物検査に引っかかり、焼却されてしまったので、改めて贈りなおしたそうです。
桜はワシントンのポトマック河畔に植えられ、日米親善の象徴となっています。
 桜の返礼として1915年(大正4年)にハナミズキの白花の実生苗40本、翌年に紅花10本と種子1ポンド(約450グラム)が届き、日比谷公園に植えられました。
現在の木は3代目だそうです。 (花物語&花言葉 in てぃんくの家より)

花言葉は、私の想いを受けてください・返礼

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April 27, 2005

魔女は悪妻か

淡々さんのブログで、本日4月27日は「悪妻の日」だと知る。
記念日俳句というのがあるのだそうで、
悪妻の日 貞淑な妻の夫を装う
なる句があげられている。
悪妻は60年とも、100年とも言われる“不作”で、夫婦関係において実験を握る妻を悪妻とする見方がある。
悪妻の定義とは何だろうか。時代によってその基準に変化もあるだろうし、何しろ相手あってのことであれば、夫なる人がよければそれでいいんじゃない?菊地寛は“女性にとって、悪夫は百年の飢饉である”とも言っているらしいし。
それに、世界の三大悪妻として名のあがるクサンティッペ(哲学者ソクラテスの妻)、コンスタンツェ・モーツアルト(作曲家モーツァルトの妻)、ソフィア・トルストイ(作家トルストイの妻)らを悪妻とみなしたのは後世の人々である。
しかし、悪妻の対義語が良妻であるとすれば、その辞書に「良妻賢母」という語を持たない魔女は、やはり悪妻なのだろうか。

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April 26, 2005

IT技術を身につけるインセンティブは、「孫とメール」

21世紀に入って、資本主義の時代から知価社会への移行したと言われる。
そして、知価社会では、知恵のある高齢者は、財産であるとも。
確かに、高齢者の知恵は有効活用されなければもったいないことである。しかし現在は“その人だけで終わっている”状況である。重要なことは、その知恵をどのように翻訳し新しいシステムに活かしてゆくかということである。そして、ITがそのことを容易にする。
場所と時間とコストに縛られないコミュニケーションツール、そのコミュニケーションは、地域型から地域に縛られない広範なものとなる。
高齢者自身もツールとしてのITスキルを身につけなければならないのは言うまでもない。
首都圏コンピュータ技術者協同組合、首都圏ソフトウエア協同組合専務理事杉原佳尭さんによると、高齢者のスキル取得インセンティブの第1位は孫とのメールがしたい、2位孫の様子をテレビ電話で見たいだという。
どこまでも孫には甘いじーじばーばではあるが、きっかけは何でもいいではないか。
21世紀の命綱であるらしいのだから。

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April 25, 2005

100歳の今も、現役の先生

今、神奈川県立葉山美術館葉山では「片岡球子展」を開催中。
現代日本画の巨星100歳を記念しての回顧展である。
およそ80年間にわたるエネルギーに満ちた約80点の作品と多くのスケッチが展示され、記念講演会も数回行われる。
葉山館長高梨さんのお話はおもしろかった。
球子さんは女子美術専門学校を卒業後、画家になるべく自活を目指して横浜市大岡尋常高等小学校に就職。以来30年間の教師生活の間に、母子共教え子だったという高梨さんの今に至るお付き合いのエピソードを含む解説は、興味深いものだった。
桜島や浅間山といった火山シリーズは、1970年代後半から富士山に限定されるようになり、90年代までもタクシーで一回りしてはスケッチを続けていたと言う。
愛知県立芸術大学日本画科を定年後の今も、客員教授として学生の指導にあたっている。大岡小学校時代と同様、相変わらず厳しい先生である。野球に興じて講義に遅刻した指導教授も、学生ともども廊下に立たされたことがあるとか。
50人の学部・大学院生の絵を見て、指導して、100歳の先生の新学期は忙しい。 

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April 24, 2005

孫がおじいさんに「ありがとう」と言ったら大ニュース

竹村健一氏はその著書『日本の常識、世界の非常識』(幻冬舎)で「日本のマスコミは何か一つ国民が強い関心をもち、注目するニュースが出てくると、そればかり集中して追いかける傾向がある」と言っている。
2004年にマスコミが集中豪雨的報道をした一つ、北朝鮮の拉致被害者の子供が帰国したときのニュースで、帰国数日後に子供たちの一人が日本語で「ありがとう」と言ったと、おじいさんが喜んでいたという報道が繰り返されたことを例にあげている。
また、卓球の愛ちゃんが、試合中に「さーっ(?)」という声をあげることも話題になった。合同インタビューでそのことを聞かれた愛ちゃん 、「っていうか、みなさん、なんでそんなことばかり気にするんですか」と逆襲。
報道番組は、視聴者と読者が知るべきニュースを伝えなければならない。人々の興味を惹きつけることを考える一方で、重要なニュースをきちんとわかりやすく伝える努力をしなければならないだろう。
竹村さんは、日本で報じられるニュースは、「世界のニュース」の重みではなく、「日本でのニュース」の重みに一方的に偏っている。そのことが日本の常識をますます世界の非常識にしているとも書いている。

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April 23, 2005

♪おばあちゃん、もしかして♪

このところ、「おばあちゃん、もしかして」という歌をよく耳にする。
♪おばあちゃん、もしかしておとうさんのおかあさんなの♪とやさしい歌声が繰り返される。

今日は、久しぶりの日本世代間交流協会研究会出席。
日本世代間交流協会は、「次世代育成、高齢化する人々の役割とそれらを含むコミュニティの再構築」を目指すもので、まぁ魔女にとっては、長寿を見込んでの“おばあさんの出番”を探ろうというもの。
今、社会の変化に伴い、子どもの生活も大きく変化している。
かつては、家庭には祖父母だけではなく、数多くの兄弟姉妹がいて、多くの人間関係が子どもの誕生の時から生起したのである。したがって、一人一人が役割を持っており、子どもは幼い頃から多くのことを学ぶことが出来た。
もしかして、おばあちゃんの影響力は今よりもっと大きかったのかもしれない。

♪おばあちゃん、ありがとね♪、幼子の笑顔はどこまでも平和だ。

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April 22, 2005

大阪のおばちゃんの特色はアニマルファッション?

大阪の人は動物柄や光モノの服が好きとは、巷でよく聞く話である。
しかし、このたび博報堂が東京7駅、大阪4駅の計94000人あまりを調査した結果、たいした差異は見られなかったという。
「模擬毛皮の裾.袖飾りもアニマルに含める」など詳細に判定基準を定めての調査である。
「在来の風俗研究は余りに印象的に事象を解釈していた」と語るのは、考現学創始者の建築学者、今和次郎氏。
このアニマルファッションの誤解も、多くの人の事実認識が誤っていたのか、印象的解釈に過ぎなかったのだろうか。
日経春秋子は、「些細な事実でも正しく認識するには、印象的解釈を排した上、物事の定義や判断基準を点検しなければならない。今問題の歴史認識なら、なおさらのこと。」と書いている。

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April 21, 2005

シックス・ディグリー(6 次の隔たり)理論とべーコン指数

今、ブログの次の大流行として最も注目されるネットサービスに「SNS」( ソーシャル・ネットワーキング・サービス)がある。
参加者がお互いに友人を紹介しあい、新たな友人関係を広げることを目的としたコミュニティ型のWebサイトである。
2003年3月に登場した世界初のSNS Friendster は、現在会員は1300万人を超える。日本でも目下約100万人のユーザーが使用している。
その魅力は、従来のネットコミュニケーションになかった「穏やかさ、マナーの良さ」であるといわれ,SNS一番の特徴である会員からの招待メールを受け取らないと参加できない“招待制”に拠ると考えられている。
アメリカでのSNS開発の際注目された論文がある。
ハーバード大学ミルグラム博士の「シックス・ディグリー(6次の隔たり)理論」である。知人の連鎖を6人繰り返せば世界中のすべての人と間接的な知人関係が結べるという考え方で、ネットが普及した現代では全世界の人と出会えるという神話に変わった。
バージニア大学が公開しているサイト The Oracle of Bacon at Virginia で俳優の名前を入力すると、ハリウッド・ベーコンと何人の共演者を介してつながっているかという「べーコン指数」が出される。因みに高倉健のべーコン指数は3、松浦亜弥でも3とか。
「友達の友達、そのまた友達と日常生活では実現できない人脈作り」がスピーディにできるSNS,世界中で100万人規模のサイトが次々と出現している」という(『日経ゼロワン』6月号)。

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April 20, 2005

ちょっといまは

ちょっといまは
     山本 純子 『あまのがわ』(花神社)より

 茶の間で寝っころがってたら
 となりの屋根でカァと鳴くから
 いちおうカァと言ってみたら
 むこうもカァと返事してきた
 しばらくカァカァやりあっていたが
 きりがないのでやめた

 おもてでとなりのおばあちゃんが
 うちのおばあちゃんに話しているのがきこえる
 「おたくの庭にきっとからすの巣があるよ
  うちの屋根で親がカァと呼ぶたんびに
  おたくの庭でこどもがカァと返事していたよ」
 「ああ、あれは親子かねえ
 恋人どうしじゃないかねえ」

 だから ちょっといまは
 おもてへ出られない

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April 19, 2005

花舞小枝

花を支える小枝、春風にゆれる花を支える小枝のような、黄色みがかったしなやかな茶色。
「花舞小枝」は、新潟県十日町織物工業共同組合が選定した4月の誕生色である。
同組合では昭和56年、日本の伝統色をもとに12ヶ月の色を決めた。(因みに、1月は想紅…椿の深い紅、2月は恋待蕾…ふきのとうの黄緑、3月は夢宵桜…山桜の可憐なピンク、5月は初恋薊…あざみの深い紫、6月は憧葛…よもぎの緑青色、7月は咲初小藤…紫露草の薄紫、8月は夢見昼顔…昼顔の薄い紫赤色、9月は恋路十六夜…山ぶどうの紺色、10月は想紫苑…桔梗の色、11月は恋染紅葉…紅葉の朱色、12月は勿忘菫…すみれの藍白色)

新しい芽が萌えるころ、木の枝もうっすらと黄緑色になり、花が咲くころにはほんのり明るくなってくる。そして山笑う季節が過ぎると、新緑の木々はたくましい枝を大きく張り巡らす。

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April 18, 2005

コンクラーベを狙うハッカー、懸念はハイテク盗聴技術

いよいよ本18日(現地時間)から枢機卿たちがローマ教皇庁(バチカン)にあるシスティナ礼拝堂に集まる。
この期間中、コンピューター・ハッカーや、電子盗聴器、超高感度マイクなどが、分厚い壁の向こう側を探ろうと狙う恐れがあるとして、関係者は携帯電話、電子手帳、ラジオ、新聞、テレビ、レコーダーなどの使用が禁止されているのだという。
また、バチカンのもう1つの懸念は、高感度マイクによる屋根からの盗聴だ。
レーザーマイクは、窓ガラスなど硬い物の表面の振動を録音することにより、400メートルほど離れたところから会話を拾うことができる。コンクラーベが行なわれるシスティナ礼拝堂には、屋根の近くに窓がある。
セキュリティー専門家によると「レーザーを窓や室内にある硬い物、たとえば絵画の表面にはめ込まれたガラスなどに向ければいい。人々が話しているときは、声の音によってガラスの振動が変化するが、これは音声に再変換できる」という。
いろいろとスパイ映画もどきの対策が採られる事になるのだろうが、結果を煙の色で知らせたり、鐘を鳴らしたりという伝統が、なんだか色褪せて見える気もしてくる。
しかし、政治的に様々な問題を抱えているバチカンが、一般の世俗的な権力によって左右されることにもなりかねないとなると、ハッキングなどによる会場の盗聴は避けるべきであろう。
それでも、このコンクラーベという方式によって決められるローマ法王は、結果的にその時代に相応しい方が選ばれることが多いとか。
IT時代にあっても、やはり「神の見えざる手」が投票させるのか?

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April 17, 2005

パソコン再生で植林

不要になったパソコンを再利用向けに下取りに出すと、1台につき1本の木が植林される・・・・。
NECがこの4月から始めた環境保全事業「NECリフレッシュ植林プロジェクト」である。買い替え時にこの事業に賛同する意思表示をすると、台数分だけオーストラリアカンガルー島にユーカリの木を植えて貰える。
植林費用はすべてNEC側で負担。
同社によると、パソコン1台を再利用すると新規に製造するケースに比べ約100kgのCO2排出抑制になるという。
内閣府によれば、家庭で使うパソコンの買い替えサイクルは3〜5年と言われる。
これらの再利用を徹底し、植林も増えれば相乗効果で温暖化防止に役立つ。
パソコンの買い替えで、我がエコライフもバージョンアップといけるかどうか。

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April 16, 2005

平均寿命と見た目の「老い加減」

またまた世界一、日本人の平均寿命82歳である。
日本が長寿国だと実感するのは、この 数字だけではなく、見た目の「老い加減」もあるようだ。
女優の星野知子さんは、海外で実年齢より10歳も下に見られることがあるという。“あえて否定せず、正直ウフフである”と言いながら“しかし、若く見えるのがうしろめたくなるときもある” と告白(4/14,日経夕刊)。
トルコの小さな村で、孫をあやしているおばあさんが、自分と同い年の40歳だったのだという。やせて丸まった背中、顔に刻まれた深いしわ。どうみても60代だ。
その村はとても貧しかった。
日々生きていくことが大変な地域は老化のスピードが早い。子どものころから労働力となり、医療が整っていないから乳幼児の死も多く、早くに肉親を失う。
村のおばあさんの老いた顔は、懸命に生き抜いてきた証しだ。
平均寿命の最も低い国はスワジランドで35歳。
日本女性の平均寿命は85歳。
星野さんは、「私たちは一日一日を大切に過ごしているだろうか」と、問いかけている。

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April 15, 2005

人にも国家にもやり直しが許されるなら

日本の国連安全保障理事会常任理事国入りに対する中国の反対は大規模な反日デモや破壊行為にまで及んでいる。
国連は、第二次世界大戦の衝撃を踏まえて作られた国際期間であり、安保理はその心臓部である。
世界史において第二次大戦とは、ナチズムの支配と浸潤を阻止する戦いであった。
そして現在の常任理事国である米国、英国、フランス、中国、ロシアの五ヶ国は直接ないし間接的にそれを崩壊させた中心諸国で、日本はそれらの五ヶ国と正反対のところにいたと言えようか。ナチス・ドイツと同盟を組んだことは勝敗を超えて日本の決定的な過ちであった。
“しかし日本は戦後、ナチスとの同盟による戦争がアジアと自らにもたらした惨禍を悔い、ナチズムの対極にある真の民主主義の発展に腐心し、60年の歳月をかけて民主的で平和な国家と社会をつくり、国際社会にも支援の手を差し伸べてきた。
人にも国家にもやり直しが許されるなら、戦後日本の民主国家としての一貫した誠実な努力を世界は評価してくれないか、と問う謙虚にして確たる立場の表明が大事である ”と猪口邦子氏(上智大学教授)は語っている。

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April 14, 2005

ブログの行方

「インターネットとメディアの融合」をうたう一方で、新聞・テレビなど既存メディアへの挑発的な発言を繰り返すライブドア堀江氏に対するメディア側の反発は根強い。しかし、ネットが新聞やテレビにとって代わる日がくると考えているのは彼だけではないようだ。
Flashムービー『EPIC2014』がブログ界で話題になっている。
“2014年、ブログなどの無数のネット情報から個人専用コンテンツを自動的に作成する「EPIC(進化型パーソナライズ情報構築網)」システムが誕生し、新聞は無力化する”近未来SFじみたストーリーである。
このFlashは、ネットとジャーナリズムにまつわるさまざまな議論を呼び起こした。
ブログに関して言えば、「ブログや掲示板で議論や情報共有を行い、迅速で正確な情報を得ている」とする堀江氏に「ネットの情報が正確かどうかわからない」とする某テレビキャスターの断言が象徴的だ。
記事の真偽は、ブログ界全体で相互的にチェックされなければならないだろう。

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April 13, 2005

いつの世も変わらぬ「パッチリ目」願望

ある調査によると、日本女性のまつげは欧米人より1mm以上短く、本数も20〜30本少ない。さらに生える角度も水平線より6度程度下向きだという。
この度、某化粧品メ−カーからそんな日本女性のまつげにも“重荷にならない”マスカラが発売された。従来品の10分の1の重さのハイテク粒子を用いた、粉雪のように軽いマスカラだという。
新商品開発にあたったまつげ博士が撮りためたまつげは、世界各国の女性も含めた5万人分。何人もの目を撮った夜は“たくさんの目に追いかけられ、うなされる”という努力の成果である。
日本でアイメークが流行りだしたのは、この5,6年であるが、市場は倍以上の500億円規模に成長したという有望分野とか。
そういえば、元祖マスカラは、妹メイベルの恋のため、兄トーマスが1913年、ワセリンと石灰粉で作ったものだった。メイベルは翌年、意中の彼と結婚。
化粧品メーカー「メイベリン」の創業物語は、いつの世も変わらぬ「パッチリ目」願望を伝えている。
まつげの力学的ハンディも克服した“キメ目”の日本女性の恋に幸いあれ。

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April 12, 2005

道半ばの「パパの育児休暇」にエール

 少子化対策として、「次世代育成支援対策推進法(次世代法)」が四月から全面施行された。一定規模の企業に初めて子育て支援の行動計画策定を義務付けたものである。
 次世代法の趣旨は、仕事と家庭を両立させ、子供を育てやすい環境を作ることにある。中でも“目玉”は男性をより家庭へ回帰させ、子育てに両親が協力してあたることを推奨している点である。
産経新聞社の行ったアンケート調査(対象五十社)によると、焦点の男性の育児休業では、具体的に数値をあげて取得目標を設定した企業が全体の四割にとどまり、国の目標とは大きなギャップがあることが分かった。
 国の「子ども・子育て応援プラン」に盛り込まれた「十年後に男性の取得率10%程度(平成十五年度0・4%)」を達成するには、出生数が変わらないとして「単純計算で現在の二十五倍、約一万人の取得者が必要」(内閣府・少子高齢化担当参事)。だが、企業側は回答で「そもそもニーズがない」(食品)、「休業中の給与補償ができない」(電機)などとし、経済的な問題や意識面で、男性の育休取得にはまだまだ課題が多いことが浮き彫りになった。

そんな中で少数派とは言え、堂々の育休パパの「子育て日記」(http://www.yomiuri.co.jp/komachi/ikuji/index.htm)は面白い。
家族社会学の本の中に、以前の日本では子どもは親が田畑で働く姿を見ながら、しつけは祖父母が担っていたという話を見つけて悩むパパの本音は、子育て卒業ばーばの胸も打つ。
「大切なことは、夫婦間のコミュニケーションをしっかり取ること、また、子育てをしている知り合いをたくさん作り、自分が抱えている悩みを相談し合い、自分だけが悩んでいるのではないのだと知ることで、気持ちも大分楽になるはずだ」と気づいたパパへ心からなるエールを送ろう。

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April 11, 2005

春は残酷な季節?

英詩人T.S.エリオットは、“四月は最も非情な月”と言う。
「死んだ土地からリラを茂らせ、記憶と欲望をかき交ぜ・・・・」と『荒地』で歌っている。
そして日経春秋子は、日本でこの詩句が愛されるのは、“日本の社会で春は、入試、卒業、就職、異動の季節で、そこには、運不運や喜び悲しみがつきまとい、時に人にとって残酷であるという痛い真実を示している”からであると解釈している(4/11,春秋)。
“しかし、春は残酷なばかりではない”とも書き、<春風や闘志いだきて丘に立つ>(高浜虚子)の句で結んでいる。
昨秋、伸びた枝を切り過ぎられてしまったリラの木は、今春いつものように風を紫色に染めることはなかった。
毎年のリラ茶会の思い出と数々のささやかな実績を思い出している。
残念ながら、闘志をいだくほどの元気はないけれど。

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April 10, 2005

近くの山に咲く桜花は

遅ればせながら今年初めてのお花見を風の中で強行。杯に浮かぶ花びらに歓声があがり、山笑う公園の昼下がりは、平和である。
読みかけの『「特攻」と遺族の戦後』が脳裏をかすめる。
特攻隊員宮内栄さんの手紙である。
“父上様、母上様 栄はこれから出撃します。わがままな私を立派に生育して下さいまして、しかも帝国海軍航空隊員となり今回栄えある神風特別攻撃隊第二次草薙隊として出撃できるようになりましたのも、皆父上母上の御影と栄は有難涙を流しております。必ず御期待にそむかず、敵を撃滅して日本の国を護ります。近くの山に咲く桜花は栄の立派な生まれ変わった姿です。・・・・・・・・・
折がありましたら靖国神社で待っておりますから面会にきてください。お土産はいりません。・・・・・・”
両親への遺書にある「近くの山に咲く桜花」は、宮内さんが出撃したころは小さかったが、家族が「兄さん桜」と名付けて大切に育て、今では約直径40センチもの立派な姿になった。
春になると、満開の花をつけるという。

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April 09, 2005

失恋休暇、あなたは何日欲しい?

仕事と私生活の両立に向けた企業の環境整備が注目される中、マーケティング会社のヒメアンドカンパニーは、「失恋休暇」なる休暇制度を作ったという(4/8日経夕刊 )。“失恋すると心はぼろぼろで、泣いて目は真っ赤。会社に行くのも辛い”という女性社員の声に対応したもの。
同社社長の平館さんによると、「働く女性なら二度や三度の大失恋を経験する。元気になってから仕事に復帰したほうが、能率もあがる」と。
取得は年1回まで自己申告制。
年をとるほど、失恋のダメージは深いということで、20代前半は1日、同後半は2日、30代は3日と年齢に応じて休暇が増える。
魔女世代はいったいどのくらいで立ち直れることやら(えっ、魔女も失恋する? いやその前に恋愛する???)。

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April 08, 2005

他者をいたわる行動

歯のない化石がグルジアで発掘されたという(4・7、日経夕刊)。
米北テキサス大のリード・フェリング博士らが、7日付けの英科学誌ネイチャーに発表したもの。黒海沿岸のグルジア・ドマニシ遺跡で発掘された約180万年前の原人化石の調査で、歯がすべて抜け落ちた状態でも生き延びた原人がいたことがわかる。
当時は肉食が中心だったと考えられることから、「この歯で肉をかむのは無理。誰かが食事を軟らかく下ごしらえしてやる必要があったはず」と、フェリング博士らは指摘。
ヒトがいつごろから他者をいたわる行動を始めたか知る上で、貴重な発見となる可能性もあるのだとか。

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April 07, 2005

いつ、ミモザに触れる?

“青空を掃く黄色い大きな羽ぼうき、ミモザが見える。芳香と共に花粉の雨を降らせている。
はっきりと理由があって摘み取るのでなければ、ミモザには触れないようにしよう”『「コレット」花』(森本謙子訳・八坂書房)
作家コレットの、「プロバンスの別荘の玄関に威厳を添える」ミモザについての記述である。
当時独身の彼女に年下の青年が恋をして、彼女のほうも惹かれる。
しかし若い娘から彼への恋心を打ち明けられ、分別盛りのコレットは身を引く決心をする。
このとき、彼女はミモザを“摘まなかった” のである。
しかしそれから何年も後、彼女は三度目の結婚をしている。
自分が納得できる「理由」があれば、いくつになっても“ミモザに触れた”コレット。
エッセイストの熊井明子さんは言う。“感性を大切に、自由に生きたコレットの数々の作品は、恋を含めて人生を思う存分楽しむヒントにあふれ、読むものを活気づける”と。

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April 05, 2005

悩みを打ち明けるのは男性より女性がいい

「男はつらいよ」が口癖のあなた
うっぷんを晴らすのに職場の同僚を誘って居酒屋に、というのは脳の生理からみればあまり勧められたことではないらしいですよ。
女性の脳は男性の脳より、右脳と左脳を結ぶ脳梁が太いのが、解剖上証明されている。また、女性は大脳皮質と大脳辺縁系をバランスよく動かしているという事実も明らかにされている。
ストレスは大脳皮質を直撃するが、男性がそのストレスの刺激を大脳皮質の右か左かに偏って受け止めがちなのに対して、女性は、全脳でバランスよく受け止める傾向が強いのだという。それだけ、ストレスでパニックを起こしたり、ダメージを受けるケースが少ない。
トラブルや悩みに振り回されない生き方を身につける可能性も女性のほうがはるかに高いのである。
愚痴や悩みを打ち明けるなら、奥さんやガールフレンドなど女性のほうがふさわしい、魔女ならもっといい?

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April 04, 2005

レンズの後ろにどれだけぬくもりがあるか

フリーカメラマン太田順一さんの『ぼくは写真家になる!』(岩波ジュニア新書)を読む。
1960年代から70年代の青春期、さまよい、回り道をしながら写真という仕事に出会った自身の仕事と半生を綴ったものである。
「同胞がこんなにたくさん暮らしている猪飼野に、朝鮮の祭りが一つぐらいあってもいいのじゃないか」というある一世のハラボジ(おじいさん)のつぶやきがきっかけとなった生野民族文化祭に向けての若者たちの熱気。「政治活動も大事やけど、同化の波にあらがって民族の文化のことを考えなかったら、私ら実際、何が残せるんやろか」というスタッフ。
「あんたは朝鮮というけど、おれらあくまで韓国なんや。韓国人で日帝36年とか言うて、すぐ過去を持ち出して日本人に言いがかりをつけるものもいるけどな、大事なのは過去ではなく、これからどうするかや。何しろ、おれら、日本のこの町で生きていかなあかんのやからな。あんたに注意しときたいのは、レンズの後ろにどれだけのぬくもりがあるか、ということや」と食品加工所のおやじさんの言葉を忘れることのなかった太田さんの『女たちの猪飼野』。
この写真集の「べっぴんさん」たちは美しく、たくましい。

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April 03, 2005

ケータイの花

桜の開花情報に一喜一憂の毎日である。
花といえば桜に決まっているとはいえ、ケータイから咲く花もあるという。
機種変更などした後のケータイを、土に埋めると自然分解され、芽が出て花が咲くというもの。
イギリスのウォーホリック大学ケリー・ワーカン博士らの研究グループによって開発された。
携帯電話の外装に、生分解性プラスッチクを使用、中に種を埋め込んでいる。
試作機に埋め込まれた種子は、種子研究専門家の意見を聞いて、ヒマワリを採用。

話に花を咲かせた後は、黄色い花を咲かせます。(リクルートムック[アイコ]2005SPRING)

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April 02, 2005

幸福の文法と男女の仲

田辺聖子さんの小説『九時まで待って』に、「幸福の文法」だけを使って話したり、考えたりする男性が登場する。
世間の人がよく言う(・・・・だったら、よかったのに)、(・・・・したら、・・・・・したのに)という後悔や譴責の言葉の「係り結び」にならず、(・・・・でよかった!)、(・・・・したから・・・・になった!)という僥倖や幸運を喜ぶ「係り結び」を愛用するのである。
また小説の中で、田辺さんは“男といる楽しさにイライラする楽しさと、のんびりするする楽しさがある”といい、この男性に“緊張せないかんような男女関係が不倫である”と語らせている。
そして、子どもも高齢者も就寝時間は早い、九時を過ぎてやっとオトナの時間になるとも。
九時過ぎて主人公の若い女性が選んだのは、“のんびりする楽しさ”ではなかった。
男女の間は「幸福の文法」だけでは割り切れないのだろうか。

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April 01, 2005

理科室のエイプリルフール

四月一日、  その日ガイコツはヒマでした。
春休みの真っ最中。自分を見て怖がってくれる子供たちもいないからです。朝から百回目のくしゃみをしたときに飛び込んできた白い妖精のようなタンポポのわたげのぽぽことの交流。
「ね、あなたは、どなた?」
ぽぽこがガイコツの、真っ暗な目をのぞきこみました。ガイコツは、コホンとせきばらい。
「俺は学校で一番、恐れられている男さ。音楽室のベートーベンと並んでな。やつは、いつも何かをにらみつけてるらしい。ま、俺ほど男前じゃあないと思うがね」
「まあ、すごいのね。で、あなたの名前は? 今までどんなことをしてきた人なの?」
 ぽぽこに聞かれてガイコツは、脇の下にいやーな感じのする汗がにじんだ気がしました。
「ええと……俺はマサムネっていう戦国時代の武将で、剣の達人だったんだ。だけどすさまじい戦いの末、敵の武将に倒されてね」
ガイコツに名前などあるはずがありません。
ガイコツは、自分がただの標本で、人間の体の中を見せるためだけに生まれてきたなんて、恥ずかしくて言えなかったのです。ぽぽこは、
「まあ。私の冒険なんて比べ物にならないわ」
と、目をぱちぱちさせて話に聞き入りました。
「私ね、いつか母さんのような花を咲かせたいの。黄色い、おひさまのかけらみたいな。たった一人でいい。誰かにきれいだってほめてもらいたいの。……あら、ずいぶんほこりがたまってる。私、おそうじしてあげるわね」

その後。顕微鏡を返しに理科室に来た女の子二人。
「このガイコツ……優しい顔になった」と一人の子が言うと、もう一人の子が「タンポポのわたげが乗ってるから、そう見えるのよ。春が届いたんだ。ガイコツにも」そう言って、くすっと笑いました。

( GEコンシューマーファイナンスほのぼの童話大賞第21回受賞作品
「理科室のエイプリルフール 」より)


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