春分の日がお正月
イランでは、春分の日が元旦でノールーズと言う。
ペルシャ語で、「ノー」は「新しい」、ルーズが「日」という意味、つまり、「ノールーズ」とは「新しい日」という意味である。
ノールーズの始まる時間は、地球が太陽を回転する時間を秒単位まで厳密に計算して出され、毎年その時間が違うので、朝であったり真夜中であったりする。
今年は、3月20日午後4時3分に太陽が春分点を通過する。
そしてこのときが新しい年のスタートとなる。
前夜祭に焚き火の上を跳んで、幸運や健康を願う「ハジ ノールーズ」(正月のおじさん)の登場の後、「ババ ノールーズ」(姿はないけど、白ひげのおじいさん)というイランへ春を持ってきてくれる人物が風のように現れ、イランの正月がスタートする。
サブゼ(ノールーズ2週間前くらいから育てられた緑の草)と呼ばれる正月飾りがノールーズ13日目まで飾られ、13日目に水の流れに投げ捨てられる。
サブゼが家の中の悪い運を全部吸い込むからと信じられているのだと言う。
新年の13日目は、国をあげてのピクニックデイ。13は縁起の悪い数字で家の中にいるとろくなことは起きないとされ、その悪い運を外に持っていき払ってくるという考えのようだ。公園には人があふれ、日本の花見の時と同じようにチャイを飲み、お菓子をつまみバドミントンやサッカー、バレーを楽しんでいる。
この13日目が終わると、官公庁も本格的に仕事を始め、ノールーズから休みになっていた学校も3学期が始まる。年末から続いていた長い行事の終わりでもある。


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