« January 2005 | Main | March 2005 »

February 28, 2005

クラッキング・ローズ

ポピーの花束を貰った。
「恋人が信じられるかどうかを確かめるとき、ポピーの花びらを両手の間で叩いてみる」という、ヨーロッパに伝わる風習を思い出した。
それが破れると恋人の不実を意味し、もし、破れないでポンと音を立てたら喜んでいいのだという。
この風習のために「クラッキング・ローズ」と呼ばれるポピーだが、花が開くときにはポンと音がする。春を予感させる陽射しの中でその音を待っていると、花言葉の「恋の予感」も満更でもないような気がしてくる。

イギリスには、 ポピー・デーというのがある。
正式には、戦没者追悼記念日(フランスでは休戦記念日)という名称である。1918年11月11日に第一次世界大戦が停戦となったことに由来し、 ロンドンの官庁街ホワイトホールにある戦没者記念碑の前で記念式典が行われる。黙祷後、ひなげしの花を胸につけた参列者が、記念碑の前に造花の赤いひなげしの花輪を捧げる。この造花は、第一次世界大戦の激戦地フランドルの麦畑に咲いていた花をかたどったもので、戦場で血を流した兵士を象徴している。(「花物語 in てぃんくの家 」による)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

February 25, 2005

平城京のカレンダーが教える「つめを切るによい日」

奈良市埋蔵文化財調査センターは24日 奈良市の平城京跡で見つかった、紙に書き写した778年(奈良時代)の暦を発表した。
「具注暦」と呼ぶ日ごとの吉凶などを書き込んだカレンダーで、漆が付いて保護され漆紙文書として残ったもの。
中国・唐時代の暦法「大衍暦」を使った暦としては国内最古という。
 同センターは「漆のおかげでもろい紙が現代に伝わった。暦を頼りにした都人の生活がうかがえる貴重な発見」としている。
 見つかったのは最大で長さ5センチ程度の断片が12、内容から778年の暦と判明。同年の5月最終日になる29日と6月の7日まで8日分が確認できた。
小暑にあたる6月4日に「温風至(今日から熱い風が吹く)」、5日は「手足甲(手足のつめを切るによい)」など1日ごとの注釈があった。(日経、2/25)
真夜中に毎晩爪を磨くのが習慣の魔女としては、とても6月までは待てない?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

February 23, 2005

See you offline!

今日は、魔女仲間のbegaさんと初めてお会いした。
See you offline!である。
年齢もスタイルもその他の情報もなく、デジカメだけが目印である。
何の迷いもなく、ねらいをつけた女性に突進する。
「はじめまして」でも「失礼ですが」でもない。
海に夕日が沈むのを見届けて別れると、「帰宅し門を入るとき、満月が輝いていました」とのメールを頂く。
人がはじめて会ったときにどう挨拶するか、『Business Of Touch』では、いろいろの国の人々の様子を見せてくれる。
日本ではおじぎをし、インドでは手を前にあわせる。スペインでは握手をしたあとに軽くキスをする。
こうした作法をアニメーションで見ることができる。
さて、魔女の挨拶はこれでよかったのだろうか。
「百年の知己」という言葉を思い浮かべている。

| | Comments (4) | TrackBack (0)

February 22, 2005

テレワーク、ITの貢献

2月16に発効した地球温暖化防止の国際的な取り決め「京都議定書」。
この新しい国際ルールには「KYOTO」という名前がついている。
名前に恥じない斬新な温暖化対策を日本は出さなければならないのだろう。
ノンフィクション作家の山根一真さんは、“ITの最先進国として、情報通信の駆使によってエネルギー大幅削減や温暖化ガスの排出抑制が可能な分野がいくらでもあるはずだ”と言っている(日経新聞、2/19)。
例えばテレワーク=在宅勤務の奨励である。山根さん自身、昨年10月財団法人日本テレワーク協会から第5回テレワーク推進賞・個人賞を受賞。テレワーク、通勤のために消費している莫大なエネルギーの削減、つまり二酸化炭素などの排出削減効果も期待できる。

また、少子・高齢問題の対策が待ったなしの昨今であるが、労働力の確保、次代を担う子どもたちの育成の面からも、在宅勤務は有効であろう。子どもが小さいうちは家庭に軸足をおいて働きたいという、ワーキングマザーは多い。子育てと自らの就労意欲の両立を支える武器となりうる。
政府も2003年にe-jaoan戦略を打ち出し、10年までに働く人の二割が在宅就業できる環境整備を目指している。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

February 20, 2005

ドアノブ握ればID認証

NTTは18日、人体を通信線の代わりに活用して双方向通信する技術を開発したと発表した。
来年をめどに実用化する計画だという。
試作した装置はPCカードサイズで、これを胸ポケットに入れておくと、装置が送信データを微弱な電気的な力(電界)の信号に変換、信号が身体の表面を伝わって、受信側で読み取る仕組み。
専用の小型携帯端末を身につけていれば、ドアノブを握るとIDを認証して開錠したり、握手するだけで名刺のようにデータを交換したり出来る。
握手しただけで魔女だとバレてしまったらどうしよう??

| | Comments (0) | TrackBack (0)

February 19, 2005

「もったいない」を世界へ

ノーベル平和賞を受賞したマータイ・ケニア環境副大臣は、日本語の「もったいない」という言葉に感銘を受けたという。
それを聞いた我が小泉首相、「もともとは、食料不足の時代に親が子に『作った人の身になって大事に食べなさい』といったことからきた考えだ」と説明した。
マータイさんは、アフリカではプラスティックが一度使っただけで破棄されるなど多くの「もったいない」事例があることを指摘し、二人は「もったいない」を世界に広めることで意気投合した。(2/19、日経新聞)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

February 17, 2005

効果的な援助活動

国境なき医師団(MSF)は、スマトラ島沖地震の発生から間もない1月3日、この災害の救援に限った寄付の受付中止に踏み切ったと発表した。
この日までに各支部に寄せられた寄付金が、MSFが計画する緊急援助活動の必要額に達したとの判断によるもの。
MSFは引きつづきアチェをはじめとする被災地での援助活動を行っていくが、支部によっては寄付者に連絡を取り、これらの限定された寄付をスーダン・ダルフール地方やコンゴ民主共和国など別の地域で起こっている緊急事態での救援活動に充てることを認めていただけるようお願いし、希望により返金にも応じていると言う。
MSFはこれを、寄付金の使途への説明責任を果たすために必要な手続きであると考えており、効果的な援助活動のために必要であり、被災者が誰であろうとも、どこにいようとも、「分け隔てのない人道救助」を行って生きたいとの意思表明をしている(国境なき医師団ニュースレター№78より)。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

February 16, 2005

語り継ぐべき苦労と輝く物語

女性の社会的平等の国際指標(ジェンダー・エンパワーメント指標=GEM)で、日本は78か国中38位であるという。
しかし昨今、指導的立場で仕事をする女性は徐々に増えている。
そのひとり一人には、めったに語られることのない苦労や無念がきっとあるのだろう。
多くの忘れがたい物語がどの分野にもあるに違いない。
健康や福祉の分野での社会活動を表彰するヘルシー・ソサエティ・アワードでは、その第1回受賞者の一人に南野知恵子法務大臣が選ばれた。
審査委員の猪口邦子さんは、「看護・医療分野の女性の先人達にも、きっと語り継ぐべき苦労と輝く物語があろう」と書いている。(日経新聞、2/16夕刊「努力する女性たち」)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

February 13, 2005

限りないエネルギーを息子たちに送り続けた女性たち

『「ファーストマザーズ」我が子をアメリカ大統領にした母親たち』を読む。
作者は、ジャーナリストとして長年大統領を取材し、大統領たちが繰り返す母への感謝の気持ち聞いて過ごしたというボニー・アンジェロ。
「称賛と規律を混ぜ合わせながら、限りないエネルギーを息子たちに送り続けた女性たち」の物語である。
32代のルーズベルトから43代ブッシュまで、その母親たちは良妻賢母あり、息子をして聖母と言わしめるママあり、敵対心やストレスの対象者だったりと非常に異なった背景を持っている。しかし、翻訳者の山村宜子さんは、この12人の母親たちに共通するものは、大統領になった息子と性格や姿かたちがよく似ていること、教育熱心であること、そして広い意味での信仰だという。
特に宗教に関しては、「人生に起きることにはすべて目的がある」、さらに「神はその人が耐えられないような試練は与えない」と信じていた。104歳まで生きたローズ・ケネディを初め、大多数が長命だったのもこの考えのおかげだろうか。
大統領にも首相にもなることはないが、確かに我が息子も姿かたちはともかく、その性格は母親似である。
試練の数々に立派に耐えうる心身共の健康が授けられていることを信じて、今後も頑張ってくださいな。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

February 10, 2005

老いて輝くラブストーリー:映画「きみに読む物語」

白鳥の飛来する美しい川。
一瞬にして恋に落ちた若い二人を乗せて、朝靄の中を一層の舟が行く。
それから数十年。その川のほとりに建つ施設に、アルツハイマーを病む老いた女性の姿があった。
彼女は、情熱にあふれた若い時代の思い出をすべて失ってしまっている。そんな彼女のもとへ大事そうに一冊のノートを抱えて通う男がいる。
「私はどこにでもいる平凡な男だが、誰にも負けなかったことが一つある。
私には全身全霊を傾けて愛し続けた妻がいる」と語る80歳の男。
あるときは川辺のベンチで、ある夜は、ろうそくの灯の下で、男はノートを開き、穏やかな声でそこに書かれた恋の物語を読み聞かせるのである。「なんだか、聞いたことのあるような話だわ、その後どうなったの」と聞き入る老女の目に、次第に生気が蘇ってくる。

| | Comments (0) | TrackBack (3)

February 08, 2005

自由と責任は表裏一体(一般教書演説のテレビ放映をみて)

「この国は、最大の夢を育む国。その夢が夢に過ぎなかったこともある。儚い夢のままで消えてしまうこともあった。でも又、直ぐに、次の夢が生まれる。
新しいその夢の実現に向かって、一緒に前に進もう・・・」米大統領の一般教書演説の一部分である。
ブッシュは、戦争好きとか、京都議定書の批准を拒否したりなど、自己中心的なアメリカのシンボルというキライがあって、決して大国の大統領にふさわしい人物とは思えない。
しかし、アメリカという国には、
東海岸の「自由の女神Statue of Liberty」に対して、西海岸に「責任の女神Statue of responsibility」を建造しようという動きがあるそうだ。
自由を謳歌するばかりで、責任を果たしてこなかったという反省の上に、そして新しい国家をつくるという理想のもとに、その新たな象徴をつくろうというものである。

自由と責任が表裏一体であることを知る国民と、夢の実現に一緒に前に進もうと呼びかける大統領、演説にみる拍手とスタンディング・オベーションは納得できるものであった。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

February 07, 2005

淋しく清き姿

水仙を1輪飾るのが好きである。
勿論、群れ咲く風景も素晴らしいと思う。
しかし、気品のある花の色や香りはもとより、すっきりした葉や茎の形が、1本の花と向き合うときにこそ実感できるような気がする。
そして、その姿を「淋しく清き姿」と形容した樋口一葉を思い出す。
たった25歳で、失恋のあと独身のまま亡くなった一葉の『たけくらべ』、作中の美登利が愛でたのも、“ある霜の朝、格子門の外より差入れ置きし者のありけり”水仙の作り花一輪だった。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

February 04, 2005

「親の顔に」と自らを戒める若者

昨今の幼い子どもたちに関する痛ましいニュースは、なんともやりきれない。
子どもたちが、元気で、幸せに暮らせないような国に明るい未来があるとはとても思えないが、大人にとっても決して平和な日々ばかりではない。
しかし、そこは頑張って、次の世代への責任を果たさなければならない。

歌舞伎役者の中村七之助さんが酒に酔い、警官を殴って逮捕された。
「教育が間違っていたのか・・・」と自問する父。
テレビの画面で見る父勘九朗さんの狼狽振りに胸が痛む。
釈放後の息子は、「親の顔に泥を塗った」と謝罪会見で語ったという。
決して教育は間違ってはいなかったと思う。
「親の顔に」と自らを戒める若者があまたいれば、この国も救われると産経抄子は言う。(2月3日、産経新聞)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« January 2005 | Main | March 2005 »