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August 02, 2004

『巨額を稼ぎ出すハローキティの生態』

 ニューヨークタイムズ記者K・ベルソン氏とビジネスウィーク記者B・ブレムナー氏の著書である。
日本在住経験のあるふたりが、ハローキティという商品キャラクターを通じて日本のポップカルチャーの強みと弱みに迫ったもの。
キティは、「最も金になるキャラクター」の世界トップ5に入り、ビル・ゲイツが「6000億円で権利を買」おうとしたらしい。
本書から我々が学ぶことは、日本のポップカルチャーの経済面の強さばかりでなく、変わりばえのしない商品を子どもに次から次に買わせる刹那的市場経済が、結局ごみを増やしていくだけだということであろう。
 明治維新に来日した外国人の「日本ほど子どもの喜ぶものを売る」国はないという指摘も挙げられている。
しかし、その延長上にキティの誕生があったとすれば、著者らの“安易な日本文化論に終始していない”(浜野東大教授)心配りに加えて、歴史的考察も欲しかったと、このところのキティフリークは小さな声で異を唱えている。

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